ecoism
エコイズム

2019年3月

エコ・ネットワーク代表 小川 巌

九州が歩行者天国なのを知っていますか?

歩行者天国と言っても市街地にある「ホコ天」とは違う。歩く人のための道が九州には何種類もあるのだ。どんな歩行路なのか、かいつまんで紹介してみよう。
①フットパス
熊本県美里町に所在する「フットパス研究所」が中心となって、九州7県でフットパス作りを進めている。エコ・ネットワークのイベントで美里町には数回訪れているのでご記憶の方も多いはず。熊本県では県庁がフットパスを地域おこしに活かすための本格的な事業を進めている。

②オルレ
韓国済州(チェジュ)島発祥のオルレを九州に取り入れて数年が経つ。各県に2つ以上作られていて、その総延長は500kmを超すまでになっていて、年々コースは増えている。九州を一周するのを目指しているとか。実際に韓国の人達もたくさん歩きに来ていると聞く。

③九州自然歩道
環境庁(当時)が設置した全長3,000kmを超すルートがある。2月に五島列島の福江島のルートを歩いてきた。舗装路が9割以上なのが玉にキズだが、世界遺産に登録された教会群を結んでいるのが魅力的だ。同省のホームページを見ると北海道にもあることになっているが、一体どこにあるというのか?

④長距離トレイル
大分県国東半島のが有名で、何年か前に一部を歩いたことがある。結構きついルートが多く、一般向きとは言い難い。フットパスとは別物と考えた方がよさそうだ。



石橋が多く残る美里町のフットパス。


済州島と同じ道標のオルレ。遠くに見えるのは開聞岳。


自然歩道のルート上にある楠原教会。


長距離トレイルは登山に近いルートが多かった。

2019年3月
 「九州が歩行者天国なのを知っていますか?」
2019年2月
 「京都一周トレイルを歩いて札幌にもと決意を新たにした」
2019年1月
 「公共交通機関の料金システムを何とかしろよ!」
2018年12月
 「イギリスのWaWって知ってましたか?」
2018年11月
 「北イタリアの歩く道と街歩きを楽しんできた」
2018年10月
 「地震も酷かったが、台風の影響の方が深刻だった」
2018年9月
 「イギリスのWaWを知っていますか?」
2018年8月
 「黒松内は天然クーラーだった」
2018年7月
 「エコ・ウォーキングが始まって25年が経った」
2018年6月
 「黒松内・歌才ブナ林の国指定天然記念物90周年イベントに寄せて」
2018年5月
 「石巻市の旧大川小学校は遠かった…」
2018年4月
 
「3月末の鎌倉は桜満開、でも人で満員だった」
2018年3月
 
「札幌に来た人にもっと楽しんでもらう知恵を」
2018年2月
 
「ひょんなことから沖縄・宮古島行が決まりました。」
2018年1月
 
「フットパスは地域おこしの有力なツールなのだ。」
2017年12月
 「9月から始まった「さっぽろ定例フットパス」が無事終了しました。」
2017年11月
 
「奥入瀬渓谷には中国系のウォーカーで溢れていた」
2017年10月
 「平取スズラン群生地の侵入雑草除去ボランティアをしてきました。」
2017年8月
 「札幌市内と近郊を歩く定例イベントを9月から始めます!」
2017年7月
 「環境ボランティアは雑草との闘いであった」
2017年6月
 「徳川家康の外交顧問ウィリアム・アダムスの故郷を訪ねた」
2017年5月
 「みちのく潮風トレイルを歩きに岩手県宮古市に行ってきた」
2017年4月
 
「ドローンとフットパスは相性がいいと実感した」
2017年2月
 「今や台湾は日本の先を行っているのを実感する旅だった」
2017年1月
 「フットパスはどこを歩く活動なのか?」
2016年12月
 
「フットパス歩きにガイドは要るのか?」
2016年11月
 
「津波来襲地域に「避災フットパス」はどうか」
2016年9月
 「全国カレッジフットパスフォーラムinサッポロテイネ」はまずまず成功でした。
2016年8月
 「歩きながらササの除去作業をやってみました。」
2016年7月
 「山形県小野川温泉の新設フットパスを歩いてみた」
2016年6月
 「ダニにつかれないために、つかれてしまったら」
2016年4月
 
「札幌市内に出来たフットパスの新拠点をどしどし歩こう」
2016年3月
 「私が東日本大震災を記憶していること」
2016年2月
 
「知事は済州島で何を見てきたのだろうか?」
2016年1月
 「ヒグマが怖いと言ってフットパスを歩かない人たちのために」
2015年12月
 「北九州のフットパス・シンポジウムに行ってきた。」

2015年11月
 「「全国フットパスの集い2015in鳥取西いなば」に参加して驚かされた」
2015年10月
 「環境ボランティア、やってみませんか?」
2015年9月
 
「野生動物に対する「おもてなし」があってもよい」
2015年8月
 「「おもてなし」が重かったと言わせないために」
2015年7月
 「フットパス以外にもいろいろなテーマにチャレンジしているのだ」
2015年6月
 「“サイレント・フォレスト”では歩いていても楽しくない」
2015年5月
 「熊野古道には外国人がいっぱい歩いていた」
2015年4月
 「今年から環境ボランティアを本格的に始めます!」
2015年3月
 「札幌は一見分かりやすそうで、実は迷いやすいマチだ!」
2015年2月
 「わが郊外の師、柴田敏隆さんのこと」
2015年1月
 「新年の挨拶に代わって蕎麦の口上をひとくさり」
2014年12月
 「済州島のオルレとカジノ」
2014年9月
 「JR江差~木古内間の廃線をフットパスにしたら」
2014年8月
 
「春から国外、道外、道内、市内のフットパスを歩きまくった」
2014年7月
 「エコな気持ちでキャンプを楽しむ」
2014年6月
 「フットパスとロングトレイルとは別物と考えた方がよさそうだ」
2014年5月
 「台湾には十分満足して帰ってきた」
2014年3月
 「お金をかけなくても札幌の魅力はアップできる」
2014年2月
 「札幌上空をタンチョウが飛ぶ日」
2014年1月
 
「道外、海外問わずに今年もじゃんじゃん歩くぞ!」
2013年12月
 「今年も歩きまくりました。そして来年も…!」
2013年10月
 「クマが出たからといって即閉鎖でいいのか?」
2013年9月
 
「サハリンで見た40年前の北海道、10年後の日本」
2013年8月
 
「真夏の雪の利用法あります!」
2013年7月
 
「北根室のフットパスを堪能してきました!」
2013年6月
 「エゾシカ、札幌圏に大進出中!」
2013年5月
 
「『間人』という地名を何と読むか」
2013年4月
 
「バブルを連想させる長期滞在という幻」
2013年3月
 
「第4回ワールドウォーク」韓国済州島オルレ(フットパス)歩きの新発見
2013年2月
 
「原子力に代表される絶対悪は決して子孫に残してはいけない」
2013年1月
 「
CATのピーター・ハーパー氏、10年ぶりの来道
2012年12月
 
「ニュージーランドにもフットパスがあった!」
2012年11月
 
「さっぽろ一周ウォーク、約120kmを歩き通しました。」
2012年10月
 
「ヒグマとの不幸な遭遇を防ぐために」
2012年9月
 
「札幌発のロングトレイル」
2012年7月
 
「カラスが人を襲うにはそれなりの道理がある!?」
2012年6月
 「石弘之さん、4日連続講演ご苦労さんでした」
2012年5月
 
「空知管内全市町村を網羅するフットパスが出来たというけれど…」
2012年4月
 
「熊野古道ウォークは奈良歴史の道ウォークになってしまった」
2012年1月
 
「2012年フットパスが更に盛り上がる年に」
2011年12月
 
「萩往還の道標は三者三様だった」
2011年11月
 
「分散型フットパスの集い、大成功!!」
2011年10月
 
「ヒグマが札幌市街地に現れたといって大騒ぎ」
2011年9月
 「道南の殿様街道はおもしろかったがちょっと苦戦した」
2011年8月
 
「直ちに影響が出なくても」
2011年7月
 
「スコットランドを歩いてスコッチを飲んだ」
2011年5月
 
「石弘之さんが緊急原発講演会をやります。」
2011年4月
 
「電力危機-わが家の想定内」
2011年2月
 
「タンチョウは鳥インフルから守られるか」
2011年1月
 
「新年明けましておめでとうございます。」
2010年12月
 
「秋の北信濃を歩きました。」
2010年11月
 
「第2回平取町トマト大使会議に出席しました。」
2010年10月
 
「植樹ブームに水を差すと」
2010年9月
 
「本格的フットパス本がやっと出版された」
2010年8月
 
「最北のフットパスを歩く」
2010年7月
 
「口蹄疫はフットパスを止めてしまう」
2010年6月
 
「アイルランドのフットパスウォーク」
2010年4月
 
「今度で5回目の熊野古道歩き」
2010年3月
 「30年前にマガモは街なかの水辺にはいなかった。」
2010年2月
 
「室蘭ではフットパス歩きと焼き鳥で決まり!!」
2010年1月
 
「ボルネオの泥炭地が大量のCO₂を排出している!」
2009年12月
 
「三ツ星・高尾山のすさまじさ」
2009年11月
 
「水鳥が住みやすい池になっていない」
2009年10月
 
「山形県・六十里越街道を歩く」
2009年9月
 
「全道フットパスの集いinかみふらの」
2009年8月
 
「ホタルをめぐる2つの話題」
2009年7月
 
「ヒグマに絶対安全を求めてはいけない!」
2009年6月
 
「カラスはそんなに怖くない!」
2009年5月
 
「全道フットパスの集いは10回目を迎えました。」
2009年4月
 「富良野地域では長距離フットパスに向けて踏み出す」
2009年3月
 
「渋谷式かんじきはいつまで履けるのか」
2009年2月
 「加害者としてのバードストライク、被害者としてのバードストライク」
2009年1月
 
黒松内町「にほんの里山100選」に決まる」
2008年12月
 
「私はいい加減マイ箸派」
2008年11月
 
「青森市内の自転車専用道を発見」
2008年10月
 
「黒松内で国際ブナフォーラムが開かれた
2008年9月
 
「エゾシカが石狩平野に進出したら…」
2008年8月
 
「書籍販売は営業活動なのか?」
2008年7月
 
「40年後の世界に誰が責任をもつのか-G8管見-」
2008年6月
 
マイ箸から何かが見えてくる」
2008年5月
 
「勢いづく道内のフットパス活動」
2008年4月
 
「北海道の冬歩き・かんじき&これからのウォーキング案内」
2008年3月

 「沖縄の宿道を歩いてきました。」
2008年2月
 「石弘之さんのさよなら講演を是非聞いて下さい」
2008年1月
 「石弘之著の「地球環境報告」を読んだことありますか?」
2007年12月
 「カリマンタン植樹ボランティアに行ってきました!」
2007年11月
 「秋田・白神でエコツアーを体験してきました。」
2007年10月
 「どうして隣は白地図というマップが多いのだろう」
2007年9月
 「いま、熱帯雨林で何が起きているか」
2007年8月
 「バイオトイレが旭山動物園から消える日」
2007年7月
 「第6回全道フットパスの集い・フォーラム抄」
2007年6月
 「本州でカミネッコン、シラカバ樹液はどの程度知られているか」
2007年2月
 「ヒグマ教育ビデオ」の出前教室をやっています。
2007年1月
 2007年やること、やろうとしていること
2006年12月
 忘年会を楽しく意義あるものにするために
2006年11月
 循環型森林体験に大満足
2006年10月
 野生動物への餌やりは是か非か
2006年9月
 スズメバチはならず者か
2006年8月
 エコキャンプで太陽エネルギーを感じる
2006年7月
 「エコランド」キャンプ場で「エコキャンプ」を
2006年6月
 フットパスを巡る最近の動き
2006年5月
 雪の中『奥の細道』を歩く
2006年4月
 ヒグマの教育用ビデオ、いよいよ公開
2006年3月
 冬から春のイベント紹介
2006年2月
 高速道でキツネが原因の人身事故死が起きている
2006年1月
 新年おめでとうございます。
2005年12月
 龍馬脱藩の道を20人で歩いてきた
2005年11月
 一日散歩きっぷで歩き、食べ、飲む旅
2005年10月
 盛り上がったCATセミナー
2005年9月
 黒松内で全道フットパスの集い
2005年8月
 札幌コウモリ調査隊
2005年7月
 夏休みはエコキャンプが似合う
2005年6月
 スコットランド・ウィスキー街道を飲み歩き
2005年5月
 エゾシカ角拾いボランティアで角を拾ってきました。
2005年4月
 車椅子をツアーのついでに運んでみた
2005年3月
 スコットランドでウィスキーを楽しむフットパスツアー
2005年2月番外
 フットパスは遊歩道か?
2005年2月
 2005年はフットパス元年
2005年1月
 新春のささやかな抱負
2004年12月
 フットパスは北海道を変える!?
2004年11月
 環境市民団体でありたい
2004年10月
 環境業界のコーディネーターとして
2004年9月
 エコ・ネットワークのネットワークへ


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