2005年12月
龍馬脱藩の道を20人で歩いてきた
11月3日〜7日の4泊5日で、龍馬脱藩の道を歩いた。高知県から峠を越えて愛媛県に至る檮原(ゆすはら)街道である。山道、峠道、農道、旧道と多彩な道を歩くのは気持ちがよかった。我々が3日かけて歩いた街道を龍馬は一昼夜で歩き通したというのだから当時の人の脚力には驚かされる。それにしても険しい山のてっぺんまでスギを植林しているのにも驚かされた。北海道の森林率は71%、高知県は80%を超すとは知っていたが、その実態を目の当たりにした思いだ。
11月だというのに日中の気温は20度を超した。我々一行のかなりの人が半袖で歩いたのに、土地の人は寒いと言って長袖を着ていたのがおかしかった。幕末の志士、牧野富太郎、司牡丹、カワウソ、マムシなどがこの街道を特徴づけるキーワードだろうか。
来年3月はいよいよ熊野古道・伊勢路を歩くことになっている。道外の街道を歩く度に北海道のフットパスの可能性を改めて再確認することしきりである。
エコ・ネットワーク代表 小川 巌
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