ecoism
2008年11月
青森市内の自転車専用道を発見
10月下旬、白神山地、十和田湖奥入瀬渓流を歩いてきた。どちらでもやや遅いブナの黄葉にたっぷり浸ってきた。帰りの日、3時間ばかり時間が空いたので、青森市郊外の三内丸山遺跡を見に行った。バスは青森駅前から出る。駅前を100メートルほど行くと商店街になっている。どこにでもある歩道部分がアーケードになっているタイプである。車窓から歩道を眺めていると、歩道の幅がずいぶん広いのに気付いた。そう、一部が自転車専用道になっているのである。幅は2メートル位だろうか。時々自転車が走っていたのを見かけたので間違いない。道の両側にあることも分かった。
海外では市街地の中の自転車道は珍しくない。日本各地を歩いているが、国内で見るのは初めてだ。ひるがえって札幌はどうだろう。自転車好きの人が市長になっているのそうだが、市街地の自転車道は1メートルたりとも建設されてないし、そんな計画を聞いたこともない。
それどころか、自転車放置禁止区間とやらが中心街のあちこちに出来て、とても気持ちよく乗れる状態ではない。環境都市を名乗るなら自転車が人にも車にも安心して走れる都市づくりこそ必要なのでは。
白神も奥入瀬もよかったが、青森市内の自転車道をこの目で確かめられたのが、何よりの収穫になった。
エコ・ネットワーク代表 小川 巌
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