ecoism
2009年3月
渋谷式かんじきは、いつまで履けるか
1月末から始まったかんじきウォークは、3月上旬をもって終わる。火曜と水曜コースの他、土曜コースも設けたから、週3回雪上を歩いたことになる。今年の冬は1月が少雪、2月が多雪とあって例年とは趣きが違った。いつもだと初めのうちは新雪・深雪でラッセルするのに大汗をかくのが常だ。けれども回を重ねるうちに雪がしまってきて歩きやすくなる。ところが今年は1月末が堅雪で、以後深雪でしんどい思いをさせられた。これも温暖化のなせるワザと思いたくなる。
それにしてもヤマグワ製の渋谷式かんじきは優れものだ。古いのだと使い出してから十数年は経つというのにビクともしない。ひと冬で2〜3足具合の悪いのが出るものの、本体が壊れたのではなく針金が切れたり、動いてしまったりするのが大部分である。これなら今後十年でも二十年でも履き続けられそうだ。
そんな感想を漏らしたら、いや温暖化で湿った雪の日が多くなるし、そもそも少雪傾向が続くので、かんじきには不向きになるのでは、という人がいた。十年前に聞いたら「まさか」と思ったろうが、「さもありなん」というのが昨今の実感である。
渋谷式かんじき 深雪をこぐ、かんじきウォーキング
エコ・ネットワーク代表 小川 巌
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