ecoism

2014年3月
お金をかけなくても札幌の魅力はアップできる

今月末で大学を卒業する。4月以降はエコ・ネットワークの仕事に専念できるようになる。何をやるかいくつか密かにプランを練っているところだ。本場イギリスのフットパス事情についての優れた本は何冊か出ているものの、肝心の日本国内について書かれた本はないに等しい。ならば本作りを目標のひとつにしてみようと思い立ち、仮の目次を作って少しずつ原稿を書き始めた。平行して様々な文献にも目を通さなくてはならない。
ヨーロッパの国々に行った人の旅行記を読んでいたら、大都市の中心から地下鉄などで十数分のところに素晴らしいウォーキングコースがあって感激したといった内容の記述が何度か出てきた。特に北欧でそのことが言えるようだ。
はて?待てよ、札幌だって同じではないか、と気付いた。地下鉄南北線の大通駅から終点の真駒内駅までわずか16分。駅の裏には桜山という保健保安林が控えているし、15分も歩けば緑したたる真駒内公園に至る。
札幌の観光スポットといえば時計台や植物園などが定番だ。それらの従来型スポットに加えて、歩いて札幌を味わえるようになれば、北欧のレベルに一歩も二歩も近づけるのではないか。お金をかけなくても魅力的な“マチづくり”はできるひとつの例である。

エコ・ネットワーク 小川 巌


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