ecoism
2014年5月
台湾には十分満足して帰ってきた
4月初めに台湾に行ってきた。と言っても一周するとかではなく台北市内のホテルに4連泊した。バードウォッチング半分、観光半分の気ままな旅だった。台湾は世界の動物区系6つのうち「東洋区」に属するエリアであるため、日本とは分布する鳥類相がかなり異なる。イギリスの方が日本と共通種がずっと多い点に改めて気づかされた。お目当ては当然、台湾の固有種である。特に尾が長く優美なヤマムスメを期待した。総勢11名のうち半数が故宮博物館を見学している間、野鳥組は周辺の公園を歩くことにした。それほど広くはない人工的な公園だというのに、ヤマムスメに何度も遭遇したのはラッキーだった。
台北市内は街路が整然と区画されているのは札幌と似ている。通りの名称さえ知れば、現在地がすぐ分かるのはありがたかった。それにゴミひとつ落ちておらず清潔さという点では札幌以上だった。またMRTという地下鉄に乗ると若者が必ず席を譲ってくれるのには、正直なところ感激すると同時に参ってしまった。
物価は安く、食べ物は美味しい。新千歳空港から直行便でわずか3時間の近さだし、歩くコースにも事欠かないようだ。来年の冬に再訪したいと今から目論んでいる。
エコ・ネットワーク 小川 巌
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