ecoism
2015年8月
「おもてなし」は重かった、と言わせないために
最近、おもてなしが観光や地域おこしのキーワードになっている。フットパス歩きでもおもてなしがひとつのトレンドになりつつある。私たちもいくつかの地域でおもてなしを体験した。その結果は以下に?正直言ってあまり感心しなかった。おもてなしが重いだの。
フットパスイベントで歩いていると必ず休憩場所がある。そこに集落の人たちがまさに地産地消の食べ物を用意して待ち構えている。なかなかうまいものだから、つい余計に食べてしまう。それから1時間歩いて昼食会場に着くと、ボリュームたっぷりの弁当他が待っている。おもてなしタイムで腹いっぱいに近い状態なので完食など望むべくもない。
別の場所では、昼食会場で地元ならではの弁当が出た。歩いた後なのでしっかり食べた。ところがその後でピザ窯で焼いたピザが次々と出される。それがまたおいしいのだ。でも1枚食べたら胃からはみ出てしまう。せっかっく用意してくれたピザの半分は残さざるを得ない。誠に持ったない。
つらつら考えるに、おもてなしを重くしているのは、弁当の存在だと気づく。弁当を止めて、おもてなし分をそっくり昼食に回せばいいのにと思うに至った。特に中高年となると若い時のようには食べられない。せっかくのおもてなしを重いと言わせない工夫を忘れないでほしいものだ。
エコ・ネットワーク 小川 巌
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