2007年7月
第6回全道フットパスの集い・フォーラム抄

6月30日、7月1日の週末に南幌町を会場に第6回全道フットパスの集いが開催された。1日目はフォーラム、2日目はフットパス歩きを中心としたイベントを繰り広げた。フォーラムでは3人の講師をお招きしてさまざまな角度から歩くことの意味を考える講演をして頂いた。最初に草苅健さん(雑木林&庭づくり研究室)は軽い森の作業とフットパス歩きが癒し効果のあることを豊富な事例をもとに紹介した。中川喜直さん(小樽商科大学)はスポーツ医学の立場からウォーキングなどの軽い運動が、さまざまな病気予防につながることを報告した。石弘之さん(北海道大学公共政策大学院)は長年の海外生活の体験と環境史の観点から英国フットパスが普及した背景とともに、あまり知られていない米国の長距離歩道についても言及した。
 道内のフットパス運動は確実に浸透している。各地に運動が飛び火して既に30を超す市町村でフットパスが作られている。今回も恵庭市、滝川市、稚内市で活動している人たちが始めて集いに加わった。この傾向がさらに加速するのは間違いないだろう。  一方、何のために歩くのか、といった根源的なテーマについては考える余裕がなかったような気がする。3人の講演によってその当たりの空白をある程度埋めることが出来たのではないかと考える。
 7回の集いは今年の10月13日(土)、14日(日)、ニセコ町での開催が決定した。詳細はエコ・ネットワークまでどうぞ。
7回全道フットパスの集いinニセコ・ようてい

                  
  南幌フットパスのウォーキング風景                      幌向運河のクルージングコース

エコ・ネットワーク代表 小川 巌


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