ecoism

2018年1月

フットパスは地域おこしの有力なツールなのだ。


道外の古道、街道、フットパスを歩いている時、よく外国人を見かけるようになった。10年前には気づかなかった光景である。去年10月に歩いた奥入瀬渓流歩道は紅葉シーズンということもあって多くのウォーカーで賑わっていた。その半分以上は外国人と見られた。それもアジア(中国系)の人たちだったのには正直驚いた。3年前、熊野古道では欧米系が単独または集団で歩いていた。今ならアジア系が増えているのかも知れない。
それに対して道内のフットパスなどで外国人と出会うことはほとんどない。例外は根室のフットパス位のものだろう。その原因ははっきりしている。魅力ある歩く道があるなどという発信は皆無に近いからと断言してよいだろう。
北海道を紹介するガイドブックや地域を対象にしたパンフレットをひらいても、どこにも歩くコースなど見当たらない。有名観光スポットを車に乗って回る旧来タイプの観光のままなのだ。
フットパスはそういった現状に風穴を開ける可能性を持っている。有名無名を問わず多様な地域を線として結び付けられるし、車よりはるかにスローなのが幸いして人と地域を結びつけるのに威力を発揮するからだ。
歩いて汗をかいて終わりではないし、自身の健康を目的とするレベルでもない。人と地域を元気にするツールになり得る点をもっと自覚してアピールしていかなくては、と改めて思う。



自動販売機で順番待ちをする欧米と日本のウォーカー(熊野古道)


エコ・ネットワーク 小川 巌


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