ecoism

2011年11月
新年明けましておめでとうございます。

正月元旦の新聞を開いたら高峰秀子さんの訃報が大きく掲載されていた。新聞各紙とも女優として大きく評価し、その代表作のひとつとして「浮雲」をあげていた。「浮雲」といえば、私にも思い出がある。学生時代、仲間と語らって屋久島の生物調査を企画した。今と違って当時の屋久島は絶海の孤島のイメージ。文献、資料などほとんどない。そんなとき先輩が林扶美子の「浮雲」を紹介してくれた。この作品の後半に屋久島が描かれているというのだ。「1ヵ月に35日雨が降る」とたとえられた屋久島の雨が男と女の終末を暗示しているようで寒気がしたものだ。リバイバルで見た映画の屋久島は、全シーンが雨だったように記憶している。行ってみたら、けっこう晴天の日もあり、豪快な雨もまた楽しかった。今年もまた出かけてみたいと思うが、やはり雨には遭いたくないというのが本音だ。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。



縄文杉

エコ・ネットワーク代表 小川 巌


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