ecoism

2012年9月
札幌発のロングトレイル

フットパスがひとつの地域内で完結してしまうのでは、遊歩道とそれほど違わない。隣の町、さらに先へとつながる可能性を秘めてこそフットパスなのだという自覚が各地で芽生えてきた。道東ではすでに数本のロングトレイルが出来上がっている。富良野地域、南後志地域でもそんな動きが出来つつある。札幌市内には、フットパスにふさわしいルートが、それこそ何十本もある。これらの市内ルートから近隣市町村へとつなぐロングトレイル化が現実味を帯びてきた。思いつくままに紹介してみよう。
@北区百合が原地区から茨戸までの既存ルートと石狩市内のルートを結ぶ。
A札幌の中心部から野幌森林公園を経て南幌町に至る40〜50kmのルート。去年10月に開催された「全道フットパスの集いinさっぽろ」のイベントとして実施済み。
B新川沿いに石狩浜に向かい、小樽銭函を目指すルート。
C白石区「コンベンションセンター」から白石サイクリングロード、エルフィンロード(自転車道)をつないで北広島駅までのルート。
D南区定山渓から旧国道(36号)を利用して中山峠まで。そこから現在は喜茂別町の町道となっている旧国道を歩き、喜茂別川沿いに市街地までのルート。
 特にDがルート化されると、その先真狩村、ニセコ町へとつながり、百数十キロの本格的なロングトレイルが日の目を見ることになる。来年、数日かけてテストウォークをやってみたい。今から楽しみにしている。

エコ・ネットワーク 小川 巌


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