2007年6月
本州でカミネッコン、シラカバ樹液はどの程度知られているか

3月にコンピューターが壊れ、ホームページ不全状態が続いた。アクセスが出来ないものだから、「エコ・ネットワークもいよいよつぶれたか」と早とちりした方もいたそうな。いずれにしても多くの人達にご迷惑をかけたことをまずお詫びしたい。そんなわけで“ecoism”も3ヶ月休載となった。ようやく復旧のメドが立って再開できることになった。まずはメデタシである。
 5月26日、母校の信州大学農学部創立60周年記念事業に呼ばれて講演をした「エコ・ネットワーク15年の軌跡」として前身の野生生物情報センター時代を含め23年間に取り組んだプログラム、プロジェクトを総括し、また主なテーマをスライドでたっぷり見てもらった。まっすぐ前だけを見て進んできた私にとって、後を振り返るまたとない機会となった。
 終了後、懇親会の席で、沢山の方が入れ替わり立ち替りやってきては、スライドの中身について質問された。最も多かったのが、カミネッコンとシラカバ樹液のこと。講演中、両方について知っているかどうか200人近い会場の参加者に聞いたところ、カミネッコンについては知っていた人はゼロ、樹液が僅か1人という有様なのには少々驚いた。北海道ではある程度以上に浸透しているというのに所替われば様子が異なる好例といえようか。
 質問して下さった皆さんには資料を送る約束をした。ほとんど知られてなかったとはいえ、関心を持ってもらったのは確かである。北海道発の取組みを知ってもらう好機としよう。そう考えると楽しくなる。
        
左:シラカバ樹液の採集 右:カミネッコン

エコ・ネットワーク代表 小川 巌


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