ecoism
2012年12月
ニュージーランドにもフットパスはあった!
1月30日〜12月7日の日程でニュージーランドのフットパス歩きに行ってきた。事前に調べた限りでは、この国ではフットパスという言葉は用いられていないようだった。その代り「トラック」という言葉は至るところに現れる。数日とか1週間かけて歩き通す道のことで、南島のミルフォード・サウンド・トラックは特に有名だ。確かに行ってみるとフットパスらしき歩く道は普通にあるのだが、一般にはウォークウェイ(Walkway)と呼ばれている。
南島のクライストチャーチに4泊して、市内と近郊のウォークウェイを日替わりで歩いた。同市の東に位置するバンクス半島の付け根にあるサミットウォークウェイは前から是非歩いてみたいと持って、1日かけて歩くつもりでいた。ところがスタート地点は通行止めでバスが入れない。コースも各地で寸断されているという。去年2月に襲った地震の後遺症だった。4日目に歩いたクライストチャーチの西150kmに位置するアーサーズパス国立公園ルートもおもしろかった。
最後の2泊は北島のオークランドだった。私が20年前に訪れた頃とは見違える大都市に変貌していたが、よく探してみたら中心部を突っ切る形のコースト・トゥ・コーストウォークウェイ(Coast
to Coast walkway)という名のフットパス(約16km)があることが分かった。黄色の道標が目印というのでそれを頼りに歩きだした。30cm×20cmほどの小さな道標で、中心街のビジネスゾーン、大学、公園、住宅街となかなか変化に富んでいる。道標を見つける楽しみも味わった。
札幌市の中心街から郊外に向けてこんなタイプのフットパスがあったらいいね、と同行の人たちと話したものだ。「あったらいいね」で終わりではなく、実現に向けてアクションを起こさなくては、と本気で思ったものだ。
サミット・ウォークウェイ周辺のサーキュラー(周回)パス入口
バンクス半島ときれいな海をバックに歩いた
オークランド中心部にあるコースト・トゥ・コーストウォークウェイの道標
エコ・ネットワーク 小川 巌
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