ecoism

2012年5月
空知管内全市町村を網羅するフットパスが出来たというけれども…

道内でフットパスが盛り上がるにつれ、コースを紹介したマップも各地で作られるようになった。ほれぼれする出来栄えのがある一方、分かりずらくて実際に役に立たないようなのまで各様だ。
そんな中「そらちフットパスルートガイド」と称するパンフとマップが3月に空知総合振興局によって刊行された。パンフとは言えA5判61頁の堂々たる冊子である。管内24市町村ごとにコースが掲載されている。これとは別に市町村ごとのマップも作成されている。これだけまとまったフットパスマップが完成したのは道内で初めてであろう。大手旅行会社が手掛けただけに美しい仕上がりだ。
ところが、パラパラと頁をめくっていて「おやっ??」と思った。ここの町にフットパスなどあったっけ?こっちの町だって初めて聞くコースだ。そもそも空知管内のフットパスで実績があるのは南幌町と滝川市(江部乙地区)くらいではないか。
赤平市にもあるとは聞いていたが、それ以外は初耳のコースばかり。
フットパスに名を借りた観光案内の匂いが漂う。この手の仕事に多額の税金をつぎ込むくらいなら、すでに出来上がっているフットパスの標識、看板等に回した方がどれほど有効か知れない。
各コースを歩いて、フットパスとしてふさわしいか検証してみないといけないだろう。



そらちフットパスルートガイド

エコ・ネットワーク代表 小川 巌


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