ecoism

2016年11月
津波来襲地域に「避災フットパス」はどうか

東日本大震災の大津波で宮城県石巻市・大川小学校で74名の児童と10名んも教師が津波にのまれて死亡した痛ましい事故から5年半。10月26日に地裁の判決が下り、原告が勝訴した。
学校のすぐ近くに裏山があるのに50分近くももたついていたのはどうしてか、事故直後から疑問だった。写真などを見る限り子供でも容易に登れる傾斜と見た。特に杉とおもしき針葉樹林だと下草はほとんどないため、楽に歩けるはずだ。つまりは日頃から裏山に入る習慣がなかったに違いない。もしそこに細い道でもあったなら登ろうという判断が下されたのに、と思わずにいられない。
そこで考えたのが避災フットパスである。東北に限らず津波の来襲が予想される地域は、大概山が海岸近くまで迫っている。そういう場所にフットパスを作ってはどうか?短くても構わないが、地元民が散歩や遠足で使えるだけの距離があるなら申し分ない。
そんなフットパスがつながって行けば、地元以外からもウォーカーが歩きに来るようになるだろう。
この冬に現地を訪れて私のアイディアが実現可能かどうか確かめてみたいと考えている。



エコ・ネットワーク 小川 巌


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