ecoism

2014年2月
札幌の上空をタンチョウが飛ぶ日

千歳市や長沼町など千歳川沿線の6つの市と町が、1ヵ所づつ遊水地を造成しているのをご存じだろうか?「池」ではなく「地」なのは、常に水が貯まっているのではなく、必要な時だけ水が貯まる空間だからである。「必要な時」とはすなわち、千歳川が氾濫して洪水になりそうになった時、である。

ということは、1年中あるいはもっと長い期間、水と無縁のままかも知れない。広大な遊水地には運動施設などが作られるだけでなく、原自然とも言うべき湿地なども復元されてもよいのではないか。そうなると、水鳥、草原性の鳥、湿生植物などがよみがえるに違いない。場合によってはタンチョウが飛来するかも知れない。何しろ主分布域である道東では過密状態になって久しいからだ。

本州では一度絶滅した時、コウノトリを復元する事業が息長く続けられ、一定の成果が見えるところまできた。幸いタンチョウは絶滅を免れて1,500羽まで回復した点でトキ、コウノトリよりは幸運だった。タンチョウに手を加えずとも生息条件さえ整えてやればよい。遊水地と札幌はもっとも近い所で20km位のもの。そうなると札幌上空をタンチョウが飛ぶのも夢ではない。
そんな準備を今から心がけられたらと思う。


エコ・ネットワーク 小川 巌


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