ecoism

2011年4月
電力危機−わが家の想定内

わが家は2年 前に全面リフォームした。その際エネルギー源をどうするかで夫婦間でモメた。カミさんはオール電化にしたいという。きれいで安全という宣伝が相当アピール したようだ。私は設計、間取り、調度品などには一切口出しをしない代わりに、エネルギーの「多様化」を主張した。ひとつは前の家から30年間燃やし続けてきたオンドルはそのまま生かすこと、それとオール電化反対であった。業者の話では、リフォームする家の7割はオール電化にしているそうだ。「だからお宅も是非」と続く。オール電化は原発と連動したシステムなのは間違いない。簡単にスイッチオフできない原発の深夜電力の「有効利用」が最大の狙いだからである。
 結果、リフォーム後のわが家は、電気、ガス、ペレット(ストーブ用)、薪が並立している。たとえ電気が途絶えても何とか自力で炊事ができる。この位はエネルギー危機に対して誰でも想定できる対応策である。なのに東電のトップが「想定外」などと平気で言う無残さ。
 ちなみにウチの電力使用量は20アンペアで120130Kwh、月々の電気料金は4,000円前後である。


エコ・ネットワーク代表 小川 巌


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