ecoism

2008年7月
40年後の世界に誰が責任をもつのか-G8管見-

只今は、サミット真最中。アフリカ、食糧、原油そして地球温暖化がテーマになるという。次々と出される宣言、骨子を見ても、それが問題の解決に結びつくものか、首をかしげてしまう。
 その最たるものが温暖化であろう。今朝(9日)の毎日新聞1面の見出しが、「2050年半減!世界で共有」である。同じ記事の小見出しには「中期目標、数値盛らず」とあった。我が国の首相が以前から2050年半減を公言していた。でも考えてみたまえ。42年後の目標など誰が信ずるものか。G8の首脳は全員その時まで生きていない。そんな先の目標を掲げてどうするのか。本来なら、5年先、10年先をまず議論して、さらに20年後、そして40〜50年後を見すえるべきだ。
 京都議定書に盛られた1990年比6%削減さえ実行できない国の提案を他の首脳は腹で笑っているに違いない。ケタ外れの警備だけが目立ったサミットなど、もう来てもらいたくない


エコ・ネットワーク代表 小川 巌


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