ecoism
2010年7月
口蹄疫はフットパスを止めてしまう
宮崎県で流行している口蹄疫は、一向に終息の糸口が見えない。地元の人たちにとっては、毎日が息詰まる状況が続いているのではないか。不幸中ながら宮崎県外へ感染が広がっていないのは、唯一の幸いというべきか。
かといって、北海道に住むわれわれに影響がないかと問えば、全く逆で大アリなのだ。6月、7月は1年中で最も歩きやすいシーズンなのにもかかわらず、諸行事の中止、延期が相次いでいる。万一を恐れ、酪農・農業地域への侵入が規制されて久しいからである。夏までには収まるだろうと楽観視していたものの、そんなに甘いものではないことが分かってきた。仮に現時点で政府による終息宣言が出たとしても、あと3ヶ月は人や物の移動制限が続くのだそうだ。そうなるともう冬入り目前の時期になってしまう。そんな訳で8月下旬に予定している道東フットパス行は、警戒エリアは避けて歩くことになる。目に見えない微細なウィルスがかくも絶大な影響をもたらすとは…。
閉鎖中のフットパス。全道各地に広がっている…。
エコ・ネットワーク代表 小川 巌
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