学びのフィールド


中川町エコミュージアムセンター

 「化石のマチ・中川」の調査・研究・教育の拠点です。
 北海道中川町には白亜紀の地層(約1億〜7,000万年前)が広く分布し、明治期にアンモナイトの産出が報告されて以来、多くの研究者、学生そして愛好家が訪れ、”アンモナイトのマチ”として知られています。1973年と1991年には首長竜化石が相次いで発見され、後者は全身骨格が復元されました。
 中川町では、化石をはじめとする町内に存在する多くの有形無形の自然・文化・生活財産を地域特性・財産を地域の魅力としてとらえ、町全体を博物館とみなし、マチづくりを進めていく「中川エコミュージアム構想」を推進しています。
 自然史博物館・宿泊型体験研修複合施設である中川町エコミュージアムセンターは、その構想の中枢施設です。この施設では、町民の方々と協同してこのような地域財産の調査・研究を行っています。特にアンモナイトをはじめとする化石については、町内の研究家の方々の手によって恐竜化石発見、新種のイカ化石、新種のアンモナイト化石など、世界的にもすばらしい発見がなされています。

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中川町ふるさと学習プロジェクト

 「中川ふるさと学習プロジェクト」は、エコミュージアムセンターを中心とし、「ふるさと教材」を「ふるさとの人材」で学習する取り組みです。学校教育と社会教育そして地域と連携した「ふるさと学習」の取り組みは、中川エコミュージアムセンターのソフト面での展開に位置づけられます。
 「中川ふるさと学習プロジェクト」は、平成17年度文部科学省社会教育活性化21世紀プランのモデル事業に指定され、北海道教育長上川教育局から平成17年度か三河管内教育実践賞の表彰を受けました。エコミュージアムセンターは、中川エコミュージアム構想のコアとしての博物館、そして宿泊研修施設の機能とともに”教育センター”的役割も担っています。