NPO法人エコール咲くについて

任意団体からNPO法人へ

 地域協力隊エコール咲くは今から10年前、中川町エコミュージアムセンターを母体とした、地域活動や研修施設の運営等を目的として立ち上げられました。
 特に力を入れてきた”新しい地域の特産品づくり”でひとつのゴールが見え始めてきました。しかし、その”新しい地域の特産品”をどうやって広めていくかという点で、任意団体ではパワーが足りないと感じました。
 今までの「エコール咲く」の活動を次世代へ引き継ぐためにも、任意団体からNPO法人へ、法的な組織を設立して活動を継続していくことを決意しました。


趣旨

 中川町は北海道上川館内北部に位置しています。昭和初期の産業は林業、畑作と関連する産業が盛んでしたが、現在は酪農、畑作が基幹産業となっています。この間の林業、農業の低迷による従事者の減少と高齢化により、人口は1957年(昭和32年)の7,300人をピークに、現在は1,870人弱となっています。
 人口の減少に伴う児童、生徒数の減少により佐久中学校は1999(平成11年)に、佐久小学校は2006年(平成18年)に相次いで平行となりました。町は地域住民の郷土愛と心の拠り所を失わないようにと、2002年(平成14年)に「地域まるごと博物館、学芸員は地域住民」の拠点施設として佐久中学校校舎を改修し、中川町エコミュージアムセンターをオープンしました。
 解説当初から地域協力隊「エコール咲く(任意ボランティア団体)」を立ち上げ、エコミュージアムセンターの宿泊研修に伴う調理、食事提供や館内清掃及び施設周辺の環境整備、またオリジナルグッズの制作、販売と地域特産品の開発と試作品づくりなどの活動を行い、10年が経ち現在に至ります。


 全国の過疎地域は限界集落に陥り、活力が弱まっているのが現状でありますが、中川町の地域には活性エネルギーはまだまだ残っています。このエネルギーを全国に発信しリアクションを受信しつつ、地域づくりに反映させるためには、他の団体や事業主との交流が欠かせません。恊働の精神のもと対等な活動をするためには組織及び運営体制をより一層強化することが必要であります。
 そこで、特定非営利活動法人として活動をすることで、この地域に暮らす住民の愛着と地域の素晴らしさを次の世代に伝える事に寄与することを目的として、人的な交流を活用した市場のニーズの把握と特産品の開発、小さな手作り庵の運営、地域自慢の対面販売などに取り組み、地域づくりの担い手として歩んでいきたいと考えています。


NPO法人エコール咲く 理事長 長屋一昭




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想い

 エコール咲くはミュージアムの施設管理や宿泊体験の食事提供・清掃等をメインに、地元の特産品開発にも力を入れています。今までの10年はこのように外に“提供する”ことに重きを置いてきたと思います。
そして、これからは内に“還元する”ことを大切にしていくことが大切だと感じるようになりました。








会員について

エコール咲くボランティア.pdf