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 「パンドラの箱」を開けてしまった。


                     これで食事?邪道です。

        燕市の企業は約束を守らない。無責任体質は当たり前。

                  コピー商品はやめましょう。

          パンドラの妖怪トップバッターは他人の褌で相撲。

        サンプルは手作り。だから納入商品は違うって?。

         身延山参詣の翌日、どれから先に死ぬかな?

                  「販」「発」で大騒ぎ。

                 
その場でばれる嘘をつく。              


*パンドーラ[pandora]
ギリシャ神話に現れる地上最初の女性。全能の神ゼウスがヘーパイストスに命じ泥からつくらせた。これはプロメテウスが天上の火を盗み人間に与えたことに対する復讐で、彼女はパン(全てを)ドーラ(与えられた女)であったが、災いのつまった箱を開いたため、すべての災いは「希望」を残して、地上に飛び散った。転じて「災いの箱」を指す。
              小学館発行「日本百科大辞典」から引用。
      通説には「魑魅魍魎」(ちみもうりょう=種々の妖怪)などの「悪が詰まった箱」とされている。

これで食事?邪道です。

「思い立ったら吉日」と言います。課長に言いました。
 私「退職します」
課長「ん?いつ?」 
 私「今月一杯で辞めます。年休がありますから、それを消化した時点が退職日です」
課長は思わず立ち上がった。座ったままでしたから、膝で机がガタ〜ン。(震度6?)

身軽になった私は先ず「新潟県燕市」に行ってみました。新潟新幹線。燕市と三条市の中間にある燕三条駅下車。2〜3食器具メーカーに当たりました。

反応??それは「これで食事?邪道ですよ」

開発費こちら持ちの外注ですから、邪道かどうかの判断はして貰わなくてもよいのです。

燕市の企業は約束を守らない無責任体質は当たり前。

S産業がやる事になり「サンプル」「設計図」の二つを置いてきました。

期限はニか月。サッパリ音沙汰がありません。電話での話しも、のらりくらり。 で、とうとう一年が過ぎました。

電話ではラチがあきません。不意打ちでS産業へ。
社長「社員が出てこないんだよ」
私 「えっ?社員が出てこない?」
社長「燕は半工半農がほとんど。農作業が終わらないと工員は出て来ない。いつになるか分らない」

いつ出勤すのかは一年前から分かっていたはず。それを「他社に取られるくらいなら自社で」約束?約束を守るのは燕市の業界にはないのである。

これを通称「燕商法」と言います。約束より「金や、金、カネカネ」 儲けの為なら約束なんかヘノカッパ。

(屁の河童。河童の屁。正しくはコッパの火=問題にならない、しないことの例え)

S産業の事務所で驚いた事がもう一つありました。事務所の壁に貼っってあった大きな大きなポスターがありました。

  「コピー商品はやめましょう」


これには  
(; ̄Д ̄)なんじゃと〜?  (⌒▽⌒;) オッドロキー  

燕(市)の業界はいまだに「コピー商品」花盛りだったのです。



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パンドラの妖怪トップバッター他人の褌で相撲。

他人の褌で相撲とる。(意味)
相撲をとるには褌はなくてはならぬものである。自分が褌をもっていなかったらやめればよいのに、人(他人)の物を使って相撲をとる。自分の物は使わないで、出すほうは人に出させてそれを使って仕事をし、自分だけうまいことをする。世の中には人に便乗して自分の目的を果たそうとするずるい者が多い。(集英社刊・ことわざ辞典から)

ある時、(株)「*21」旭川支社から「ケンジーの事で逢いたい」との電話がありました。
「製品化に苦労している」事を話すと「実は札幌にいる弟(本社社長)が製造・販売に宛があると言ってる」との事でサッポロ札幌に出向いた。話は「開発資金はないが、(製造会社の)こちらに心当たりがある。今ここで当社と占有権を締結して欲しい。ついてはパンフレット代金の一部を負担してくれないか。もう東京の介護用品会社「*・エクス***」が月三千本の契約を待っている。弟(別会社経営)が次の飛行機で東京に帰るので、今ここでサインを...」と持ちかけられました。契約書は既に用意されていたのです。変だな?とは思いましたが、「継続的商品売買基本契約書」にサインしたのです。

同契約書第3条(引渡検査)「...商品受領後3日以内に商品を検査する。」
     第5条(返品等) 「...不合格品...返品できる商品を甲(「**21」)の費用をもって返送できる。」

「*21」には金がないのですから仕方ありません。資金面でも協力する事にしました。
昭和61年3月5日「金型代金」            
  90.000円
同年4月30日(あずかり金と明記の上パンフレット代金)      300.000円を貸し付けたのですが、1円も返金されませんでした。

領収書?ハイ、今もこの通り(ダ〜イジニ)保管してあります


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サンプルは手作り。でも納入する商品は違うって?

閑話休題。

燕市のT社を訪問しました。陳列されている商品群の中には、アルミの盆に風景を焼きつけたのもありました。
機能などを社長に説明すると「素晴しい。大丈夫うちで出来ます」。

もう1社。この2社にサンプル提示を求め、その出来を見て決定する事にしました。で、N社に決めました。
勿論型代などの経費は当社負担です。

取りあえず100本注文。来た商品を見てオドレ〜タ〜。サンプルとまったく違うのです。

何度製品を送り返してもなんら変わらない。売り物にならない粗悪品が行ったり来たり。

やむなく手直し=修正をしながら販売を続けました。

   
後で分かったこと  時間とともに 「元の状態に戻る現象」 → 
「スプリングバック現象」 

 通常のスプーン・フォークでは 「出来上がったもの=完成品」だったのです。

その後、Mデパート札幌支店外商部第1営業部課長 第2営業部参与 の紹介でS商事の子会社
N食器が製造する事になりました。

 


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身延山参詣の翌日、どれから先に死ぬかな?

あるとき「*21」旭川支店長らに誘われて身延山にツアー観光旅行に行きました。ナンミョーホーレンゲーキョとお題目を唱えながら山道を登るのです。
途中雨が降って来ました。その時、隊は1列に並び数珠を握りしめ空に向かって「エイッ エイッ」と気合いを入れはじめました。
念力で天候を変えるのだそうです。(ビックリシタナ〜モ〜) でも回復しなかった。
毎日(観光目的の)ツアー客が訪れます。仮にその客全てが好天を望んでその通りになったとします。身延山一体の緑は消滅する。川も無くなる。
雨は此の世、自然にとっては無くてはならないのです。それを自我に都合の良い方に「ねじ曲げる」。それは決して仏の教えでないはず。
自然を受け入れることが仏の道ではないのか。そう思いました。
 間もなく1人の老女が疲れから倒れました。みんながその人を取り囲み数珠を握りしめその人に向かって「エイッ エイッ」とやる。羆祭りのヒグマである。ヤ〜ホイヤ〜 念力で体調を回復させるのだそうです。宗教とは実に恐ろしいものだ、と痛感しました トウゼン ナオラニャ〜ヨ〜 デモサ コレニモ オドレ〜タ〜ヨ〜
 さて、身延山から帰って次の日「*21」の事務所に行った所サイドボードの上に大きなワイングラスが数個。中にオタマジャクシが数匹泳いでいる。
「この水には浄化作用がある薬品が入ってる。濃度がそれぞれ違うから、どれから先に死ぬか実験している」
オドレータノナンノ。思わず「なんてバチ当たりな事をするんだ。それも身延山から帰って早速殺生かいっ」 

               本人?  な〜んも感じてない。  (-。-)  ← (イルンダヨ コンナノガ)

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「販」「発」で大騒ぎ。

ある時無料配付紙が好意でケンジーをニュースとして取り上げてくれた。
ゲラ(試し刷り)を見せてくれる約束でしたが、編集長が発行前日まで忘れていた。
夜の11時過ぎ「*21」から「契約違反だ!すぐ来い」の電話。
駆け付けると記事にある「販売元」にする筈が「発売元」になっている。
発売元はうちであり、契約違反だ。いま弁護士と法的措置を検討しているとの事。
「販」の文字が「発」になっているだけの事で大騒ぎ...。編集長に訂正を申し入れたところ、既に印刷終了。
「*21」の一件を話したところ「なに〜?「*21」?あの会社は人の生き血を吸っている会社だ。我が社もどれだけ血を吸われた事か」
ま〜経緯はいろいろあるせよ私の責任として「詫状」を入れた。
無料配付紙が好意でケンジーをニュースとして取り上げてくれた事。金銭の授受もない事。従って、一方的報道である事。しかし、無料配付紙に対して私の配慮が足りなかったものであり、また「*21」との友好関係保持のため一札入れる理由を明確に示した事は言うまでもありません。
「*21」の社長に言いました。今度は貴方が新潟に行って直接交渉して下さい。返って来た言葉。
「良いか悪いかは発注元のこちらが決めるっ」
これには呆れました。なんの事はない。元の木阿弥。契約第3、5条はどうなった?
「約束が違う。金型代金90.000円。パンフ代金(あづけ金)300.000円。計390.000円を返して下さい。契約も解除する。」

もうこれまで。契約から七ヶ月後の昭和61年9月10日。内容証明で契約解除の通知をしました。「・・量産段階で貴社が一方的に製造上簡易であるという理由でバネ部をスポット溶接方式に変えた。バネ部の強さについては、機能上さほど差のない程度であれば容認できるが、健常者にとっても到底使用出来ないバネもあり、その強さもさまざまで商品の均一性に欠け、先端部分は密着せず、左、右の穴の大きさの不揃いもあり、左右のボールの密着性にも問題があ、当方におい修正を加えなければ販売できない状態である。そこで再三に亘って貴社に対して製造方法を改良し、私の要求する製品を製造するようお願いしてきたが、貴社は全くこれに応じない。よって・・昭和61年2月23日付継続的商品売買基本契約は本日解除する。よって、本書面到着後は、本製品を貴社において製造することを一切認めない」

配達日は9月11日。その2週間後郵便局で保管された24日、返送されてきました。
受取拒否です。しかし、札幌南郵便局の付箋もありますから送付の証明になります。

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その場でばれる嘘をつく。

ある人が仲裁に入りました。「*21」に行くと入り口のドアー前廊下に出刃包丁がデ〜ンとつきたててある。 (バッカジャネ〜ノ)
「これは一体なんの真似だ?こんなんじゃ〜話にならん」
暴力団そのもの。即、物別れ。

昭和62年7月9日。どこで嗅ぎ付けたのか「*21」から内容証明で警告があった。

「*21」からの警告文。(要旨)
1、契約違反だ。製造販売の広告を出した詫状もある。
2、ケンジー書体は当社の物だ。
3、販売を中止しないと損害賠償訴訟を起す。

佐々木秀典弁護士(元衆議院議員)に依頼し、次の回答をしました。
回答文。(要旨)
1、契約違反はない。型代90.000円のほか300.000円の貸与もしている。
2、契約時の見本品と異なる機能、形態の粗悪なものに変えて製品化した。
3、文書、口頭で改善するよう申し入れたが応じないので契約解除を通知をした。
4、ケンジー書体は創作者から許可を(文書で)得ている。
5、製造・販売の妨害をするな。

「*21」の代理人から改めて回答書。

要点
――――――――――――
昭和62年8月付け回答書を見た。しかし、事実関係について齟齬がある。再度要求致します。
第1、
  昭和61年4月30日、金30万円の金銭の授受の事実はない。
 「*21」が加藤氏より、その前後の時期に、金銭の授受の事実もない。誤解するような類似の事実関係もない。
  加藤氏の何かの間違いか意図的な虚偽報告ではないか。

第2、製造方法を改良する旨の申し出もないし、応じなかった事もない。
第3、書体については承諾していないと言ってる。
――――――――――――
私は佐々木弁護士に証拠を見せました。








   昭和61年3月5日分
   額面 ¥90.000円
 ← 内訳「ケンジー」型代として明記。









   昭和61年4月30日分
   額面 ¥300.000円
 ← 内訳「あずかり金」と明記。


  2、創作者からの承諾書。(省略)
  3、契約解除の内容証明書留郵便。(省略)

佐々木弁護士はその場で相手弁護士に電話しました。
「領収書があるんです。どうなっているんですか?依頼者に良く言い聞かせて下さい。」

総額390.000円もの金銭を受け取っていながら、私を「ウソつき」扱いです。しかも、領収書があるのに...です。
すぐばれる嘘をつくなどの神経は尋常ではありません。(ダカラ ヨウカイナンダヨ) NTT職員にもこんなのがいるぞ。
 (バレモト。バレテモトモト。ッテカ〜) (デモ アイテノベンゴシ ビックリシタベナ〜)

それからですか?? な〜んにも言って来ません。

以後金型代金90.000円。パンフ代金(あづけ金)300.000円。計390.000円も回収できなく、ケンジースプーンは自力で製造・販売することにしたのです。

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