妖怪「雪虫」登場。

                 妖怪雪虫の人相・風体。
              逃げる妖怪。
           前科1犯になっちゃった。



*「雪虫」
秋が深まり冬が近づいた頃、小さな綿のような虫が無数に飛ぶ。この虫をみかけると雪が降るということから雪虫との名がある。学名「オオトドノワタムシ」
油虫の仲間。春から夏のあいだは雌が胎生で雌を生み、秋が深まると越冬卵を生むために羽のある雄を生む。この雄の体表は白色の臘物質におおわれ綿をつけたように見える。(小学館発行 日本百科大辞典から引用)

妖怪雪虫の人相・風体。

農作業が終わり冬真近、雪虫が飛ぶ時期になると旭川に出て来るのがあとで登場するO(ジャンプします)が勤務していた(有)「*食品」の社長。
この社長、空知地方の田舎で農場をやっている。ついたあだ名が「雪虫」

ダミ声。ギョロ目。頬骨が出て面長。顔色?(農作業で)真っ黒。髪はパンチパーマ。冬でもピラッピラに薄くて銀色に光るスーツを着る。
車は白のクレスタ。運転席の上には白黒のカーテレビ。   但し、チラチラして全く映らない。目が変になる。 (@o@;) 

札幌のスナック。マイクを持って(得意になって)歌う。定番は「オーチンチンの歌」。
真っ黒な顔、ダミ声、パンチパーマ、ギョロ目の顔で歌う姿を想像しながら・・・。

       皆さんも一緒に サ〜 歌いましょう〜。 ♪♪♪ヽ(*゚∇゚)¶~~♪

 (ソレッ) ( ^o^)_♀ ♪チンッ チンッ チンチンチン ・・・ チンチン ツマンデ オシッコデ〜 ユキ〜ニナマエヲカイタッケ〜

       ♪オ〜 チンチン オ〜チンチン アノ チンポコヨ〜 ドコイッタ〜♪  (シルカ)
 
        
(ハズカシク テソバニイレナカッタゾイ) { { >_< } }

閑話休題。(話を元に戻します)
その雪虫の紹介で「N菱農」社長と知り合った。彼曰く。三菱トラクターの得意先で「ミシンメーカー」がある。天下の三菱。
そこでなら「KENJIスプーン」が製造可能。やらせてほしい。
私は、食器具メーカーが束になっても出来ない物を「ミシンメーカー」で出来るとは考えられないとして断ったが、精密機械の会社だ。
試作品を見てから判断して欲しい。と言うので「念書」を交わした。

念書交換日。昭和62年2月14日。
第3項。
「ケンジーの製造に於いて試作品を作り乙(私)の合意の上で発注を受けるものとする。」
第6項。
「乙」はこの契約にともなう報酬料として甲に100万円を発注時に支払う。

一年経っても音沙汰がない。明けて3月3日。内容証明で念書破棄の通知。

雪虫曰く。
「俺は随分金を使った。お前の為を思って既に100万円を立て替えて払ってある。あのあとススキノで飲んだ。この金もまとめて返せ。」
「そんな事頼んだ事はない。念書に何と書いてある?」


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逃げる妖怪。

「N菱農」社長に雪虫が言う100万円の件を内容証明で照会したが、一切回答なし。
「N菱農」の所在地雨竜郡N町は旭川から40分くらいの距離。いつ行っても「出掛けている。行き先は分らない。帰りの時間も分らない」。
何度アポを取ろうとしてもニゲの1手。N町は過疎地ですから狭いのです。早い話が「逃げ回っている」訳です。

翌月雪虫が事務所に来ました。以下・単純会話に。

「100万払え」「借りた覚えはない」「(念書を交わした)あの後(札幌の)『すすきの』で遊んだ。この金どうしてくれる」「すすきので遊んだのはお前さんの勝手だ。」

     (アンタモヤルネ〜)(;¬_¬) →→ (^ ^ゞ (スンマヘン)

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前科1犯になっちゃった。

いきなり椅子に押し倒され、バンバンッ!!と顔を殴られた。即、110番。
通報の最中もバンバンッ!!。
良い加減にしないかっ。と、パシ〜ン。雪虫の頭を平手打ち一発。 (`´)
駆け付けた警官の最初の一言。
「またお前かっ」。
この言葉は何を意味するか、お分かりですね。雪虫がしきりに弁解。
「民事ですから。これは民事ですからっ」 ( ̄〜 ̄;) 
そうは行かないのです。病院での「診断書」。「口内裂傷・全治一週間」。傷害です。
民事事件ではありません。刑事事件です。しかし、私が傷害事件で被害届を出したので雪虫も私に「暴行」を受けたとして被害届。
私には「略式命令罰金五万円」。


皆さんにアドバイス。
「どんなにひどい暴行を受けても抵抗しては駄目。アイツが先に手を出した、は通用しません。気持ちは分りますが、一寸でも手を出したなら貴方も暴行(罪適用)になります。」
警察でそう言われました。 ジッと我慢するしかないそうです。

   ドンナニサレテモ〜? ソンナ アホナ ┓(´_`)┏ 

なお、後日雪虫の会社事務所が焼けた。 放火だった。

床に灯油がザップリ。柱には油にまみれの包帯が幾重にも巻いてあったが、油が多過ぎて燃えにくかった。因に会社の社長は表向きはOである。正式には雪虫が社長である。当然火災保険金受取人は雪虫になっている。

    ナンジャコリャ〜  サテ トクヲスルノハ イッタイ ダレデショウ)

不自然な事が多いので保険会社は保険金の支払いを拒否。
支払いを求めて裁判となる。Oが雪虫側の証人として出席。
裁判官からOに質問。
「あなたはT(雪虫)が放火の犯人だと思いますか?」
 「ハイそう思います」
Oは(噂によると)300万の報奨金が貰える約束で証言台に立ったが(雪虫側の証人でありながら)いざとなったら恐くなって保険会社側についた由。
これには雪虫の弁護士も参ったとか。


雪虫が作ったのはこれ。アルミダイキャストだから、ポキンと簡単に折れる。開閉なんか出来る訳がない。



一年経っても音沙汰がない。明けて3月3日。内容証明で念書破棄の通知。



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