†  Keeping Tarantulas  †
Vr.3.07 last up date 2019/4/4

 † 序 †

 今回は大まかにいくつかのグループに分けて飼育法を載せておくことにしましたが、以前の3タイプではなく、地中・樹上問わず巣を作り棲みつくタイプも追加して「タランチュラ飼育予備知識」「徘徊性種成体編」「地中性種成体編」「樹上性種成体編」「半樹上性種成体編」「幼体飼育編」という6項目にしてありまっす。無難なことと、アベレージ的なことしか書いてません。また、各タイプの購入の際の個体選びも書いておりますので、多少なりとも参考になれば、これにすぐる喜びなし!で御座います。

 前項に引き続き、各タイトルを押しますと、その下に文章や画像が出ますからね。あと、各項目長いことが判明しましたので、2ページに分けておりますよ。予備知識・徘徊・地中の3つが今表示されているココのページ。そして樹上性・半樹上・幼体・オマケが次のページでございます。では読みたいところへ飛んでくださいねぇ。でもだ、ところどころ端折っているので、まぁ、ガンバレ。

 細かい飼育テクニックは、各自体得するなり他の人に聞くなりしていって、各自探求していくように!わかったね。じゃぁはい、ヨロシク。

† タランチュラ飼育の予備知識 †

 まず、タランチュラを飼う心構えについて。たいした事書いてないので、下のブルーの線の下から読むのでOKでございますよ。メンドイでしょう。

 まず根本的な問題ですが、タランチュラの事、ホントウに好きですか?なんとな〜く飼って見ようかねぇ?と思っている場合、おそらくあなたは「飽きます!」だからね、一過性の欲しい病に左右されないよう、よーく検討してから飼う様にし下さいね。厨二心をくすぐりますからね。(思い起こせば私も中2から・・・w)

 タランチュラと呼ばれるクモ達は、長期間飼っていると(特に成体の場合で顕著)、ほとんど変化も無くあまり動きません。巣穴に潜っていたりして、何を飼っているのか解らなくなる事もよくあります。しかも飼育者は、世間一般から好印象で見られると言う事は無いと思いますよ。もう兎に角変人扱いされること必至!いいんですね!飼うのは難しくないけど修羅の道です。

 そして、世間一般の人の頭は、アレですぞ、タランチュラは毒蜘蛛!と思い込んでおられるのです。誤って脱走でもさせようもんなら、マスコミ一同こぞってタランチュラ脱走騒動を書き立てることでありましょう。結構呑気なタランチュラであってもねぇ、一般的には、危険な蟲だと思われてるわけさ。そこんとこはわかって下さいよ。内閣府の世論調査によると、4人に1人は動物嫌いなのです。で、クモなんてものは嫌いな動物ランキングで上の方に来るわけだ(ムシカテゴリー)。そんなキワモノを飼う人間は、その辺りをわきまえた立ち振る舞いを行う事。他の人の迷惑になりそうな事はしない様に。

 あとね、タランチュラは、どんなに愛情を注いだとしても、人に慣れることはありません。どんなに大人しいとされる種であっても、クモが不愉快と思う扱いをしようものなら、容赦なく噛み付いてくる可能性もあります。万が一噛まれてしまったら、人が死ぬという可能性は極めて低いですが、非常に痛い思いをするであろう事必至。恩を仇で返されることを重々承知で飼いましょうね。

 クモの恩返しなんてものはありませんが、タランチュラを飼育していると普通の生活していては味わうことの出来ない自然の営みを垣間見ることが出来るかもしれません。自然が生み出した宝石とも言えるカラフルな種、ユニークな生態を間近で見ることが出来るでしょう。上手に飼育していれば、脱皮や繁殖といったご褒美を貰えることでしょう。

 あまり動かないと言う事は、引きこもりで代謝が少ない。つまり、広い飼育スペースを用い無くとも飼育可能ですし、犬のように毎日散歩させなくともよいですし、多少世話をサボったとしてもクモは元気にしていることでしょう。短所も長所ということで、極めて丈夫で飼育しやすい生き物です。紳士的でエレガントなペットです。時に荒々しく、時に可愛らしくと、ステキな蟲でございますからねぇ。

 タランチュラをはじめ蟲達は、一歩離れた大人のお付き合い、自然を飼うという感覚の生き物です。タランチュラを飼うことがきっかけとなり、身の回りの虫やクモ達、自然について興味を持ち始めるかもしれません。そして、心も豊かになるかもしれません。じっとして動かない様は、日々の雑踏からあなたを解き放ってくれる大切な存在になるかもしれません。

 そんな様々な可能性を秘めたる、物言わぬ孤高のタランチュラを迎え入れたいという潔いナイス判断されたアナタは、ここを参考にして見てください。彼(女)らと付き合って行く上で、少しは助けとなるかもしれません。



 続いてタランチュラを飼う上で必要な備品とか、簡単なお話しでございます。

 まずクモにとって安全且つ快適な生活空間を提供してあげなければならないので、それについて考えていきましょうねぇ。

 ぱっと頭に浮かぶものと言えばケージですね。部屋に放し飼いにして良い生き物と悪い生き物がおりますが、タランチュラは部屋で放し飼いにすべき生き物では無いことは想像に難くないでしょう。今のご時世、放し飼いなんかにして何かあったら、一発アウト(飼育禁止)になる可能性も充分にあります。頼むからケージで飼って下さいよ。ケージサイズの目安は、レッグスパンの倍もあればだいたい問題ありません。タランチュラは基本的に引きこもりの生き物なので、何か目的でもない限り、無駄に広い所で飼うと、エサに出会えないとか不都合が出る事も多いので、適度なサイズのものを用いましょう。一旦落ち着くと引きこもり体質なので、最近ペット界隈で流行っている部屋の中を散歩させる行為とかも無意味なので、止めましょうね。オスが成熟すると、ペアリング相手のメス(の巣穴)を探して徘徊する事がある程度です。新しいケージに馴れるまでは、ウロウロ徘徊しがちですが、クモが健康で適切な環境であれば、そこに馴れると落ち着くので放っておきましょう。


 ケージとして用いられるものとして考えられるもの。まずはプラケース。近所のホームセンターやペットショップ等を探せば簡単に見つかるはずですね。各サイズ揃っていますし、蓋の方もしっかりしているタイプが多いので、タランチュラ飼育には、これが最も向いているかと思いますよ。セパレートタイプのものもありますが、魚飼っているとわかると思いますけど、あんなもん、あまり信じない様にw(クワガタとかカブトムシみたいなもんには良いです) ケチらず、個体の数だけケージを用意してください。

 プラケースじゃぁ安っぽくって嫌だわぁ〜とお嘆きの高級志向のあなたには、30cm程度の水槽が良いかもしれません。しかし欠点が・・・これを使うと蓋がひじょーーに難儀なんですな。タランチュラはガラス面でも平気で登って来ます。したがって、魚を飼うことを前提として作られていることが一目瞭然の、簡単にフカフカと開いてしまう透明なプラスティックのものを用いて飼育していると、タランチュラはそのケージから別れを告げて、部屋内を放浪し始めるので、これは避けることが大切です。しかも何気に通気が悪いので、蒸れに弱いタランチュラには良いこと一つも無し!というわけで、網目の蓋が爬虫類ショップで売られていたりするので、それをテープでしっかり固定して、エサや管理するたびにテープを剥がして蓋を開け、また新たなテープを張りつけて蓋を閉めると言う大変メンドウな作業を繰り返して下さい。

 そんなメンドウな作業を日々繰り返すことは避けたいよー、でも見た目にカッコヨク飼いたい!と感じる人が多いと思います。そんなあなたには、さらにお金に物を言わせ、爬虫類専用のケージの導入をオススメします。蓋がメッシュになっていて通気も良いし、前面が引き戸になっていて綺麗に飼育で来ましょう。ただし、このケージで地中性の種は飼育不可。まぁ工夫すれば飼えますが強引にそれで飼育しても。もともとシャイで隠れたがりのクモをそんなゴージャスケージで飼ってもアレなんで、樹上性種か大型の徘徊性種、または思い入れがあって、どうしても豪華絢爛に飼いたいと言う種に留めておいた方がいいです。

 他に考えられるものは、アクリルケージの自作、もしくは特注。ポイントは通気性が良く脱走されないようなデザインに。そして、その種類の生活様式にあったものを用いる。って感じです。

 まぁ、普通一番良いのはプラケースと言う事なんで、特に何も無ければプラケで飼ってください。他にはタッパーやらパスタケース、フロッピーケース・・・何にいれて飼育しても良いですが、脱走されないようにすることと、後々自爆するような事は避けること(謎)。

 あー、忘れてましたが、タランチュラは単頭飼いが基本です。ってか、複数飼育は不可能と思っていただいて結構!なにしろ、同種多種問わずに殺し合い、食べ合いになるので多頭飼いと言うか、複数を同じケージに入れることは避けましょうね。かなり広いケージで、たくさんのシェルターを用意すればいけるとは思いますが、まぁやめといた方が良いですね。120cm水槽に2頭入れたとしても、おそらく共食いますよ。産まれた時から一緒に暮らしているPoecilotheriaや、小型種の一部は複数で飼っていても、あまり共食いは見られないのですが、普通に飼うなら単独にした方が良いですな。

 ケージは用意した!と言う事で次ぎ行きましょう。床に土でも敷いてやろうかと言うことになりますね。何が良いかと言いますと、園芸店で売られている土に良いものが揃ってます。ヤシガラ土・バーミキュライト・赤玉土・黒土・ミズゴケ・砂・ピートモス・腐葉土・普通のスポンジ・園芸用スポンジ(通称オアシスと呼ばれる、スイカの水分を抜き取ったような感触の、なにやら怪しい物体)。以上のものが良いかと思われます。どれも一長一短あるわけで、比較的オールラウンドで使えるのはバーミキュライトあたりですかね。あとはその種の雰囲気に合ったものなんか使ってください。ただし、バークチップと植物の肥料が配合されている物は避けたほうが良いと思います。何があっても知ったこっちゃ〜ありませんよ。

 腐葉土及び外にある土を用いる場合は、電子レンジ等を使用し殺菌しましょう。そのまま使うと、得体の知れない変な蟲が沸いて来たりします。

 最近よく使われるものは、100均とか園芸店で売られている、ブロック状に圧縮されたヤシガラです。水を含ませると膨らむので経済的。捨てる時も、だいたい燃えるゴミで良い場合が多いので、始末も楽です。これをベースに、くん炭(ダニの抑制と通気、質の維持等)や、バーミキュライト(保水アップ)やらを独自にブレンドして使っている方もいますが、めんどくさいならヤシガラだけでも別に問題ありません。

 オアシスについては諸説あるのですが、長期間使用しない方が良いかと思います。地中性の種を飼う際に、ぶ厚いオアシスにスプーンなどを使って適当に巣穴を作ってあげて、そのなかに強制的に棲まわせる技もあります。見た目綺麗かもしれませんが、あまりお勧めではないかもですねぇ。基本的に生花を一時的に保たせるための物体で、長期間に渡り水分を含ませ使用する前提で作られたものではないですからね。

 次ぎは水のみ場。これは必要ですねぇ。クモの体長以下の広さで、浅いものがよいです。熱帯魚のフレークフードの小サイズの蓋実にナイスですね。これを用いましょう。誰の家庭にも必ず1つはあるはずです!

 他には、ペットボトルの蓋、シャーレ、薬瓶のフタ、爬虫類用の水容器とか色々あります。蓋関係は使えるものが多いので、いろいろ試してみてください。

 極小さな幼体には、水入れを設置しない方が良いです。その辺りの事はベビーの項を参照下さい。あと、ある程度育ったタランチュラは、水容器内でおぼれ死ぬ事は、殆ど無いです。サソリやサソリモドキなんかに少し深めの水容器を用いると、そこにハマッタ瞬間溺死決定ですが、この辺りは壁面に張りつけるクモの特権と言えましょう。つまり様々なものを水容器として使えると言うことですね。よかったね!

 ハイこれで完璧!と思わせておいて実はフェイント、完璧ではないのです。一つ重大な事を忘れていますぞ。それは温度ですね。多くのタランチュラは25度前後の環境を好みますし、冬場の日本は寒すぎるため、保温しなきゃならんのです。厄介ですねぇ、実に贅沢なヤツですねぇ。でも、飼育するのですから、それぐらいの配慮は当たり前ですよ、これは序の口で、今後次々お金が掛かりますからね。嫌なら飼うんじゃないよ。

 保温は爬虫類ショップで扱っている、シートヒーターをケージの下やサイドに張りつけておきましょう。ケージの中からじゃなく、外側に張りつけておくと、メンテナンスもラックチ〜ンと言うわけでございますよ。

 ここでポイントは、ケージ全体を暖めてしまわないこと。下に敷く場合、保温するのはケージ全体の1/3もしくは半分にしておきます。残りの半分はどうすんの!と言うことになりますが、その場合は、この際もう1頭いっとけ!と言う事です。

 ポイントですが、低温の部屋で飼育する場合、ケージを2重にすると効果的です。大きな水槽の中に、クモを飼っているケージを入れまして、ヒーターもその中に入れておく。これは簡易温室ですよ。予想以上の効果をもたらしてくれるでしょう。見た目にこだわらなければ、発泡スチロールの箱を温室代わりに使うと、保温効果絶大です。

 推奨するヒーターは、「ぴたり適温」と言う奴で、右上写真のモノです。各サイズありまして、使い勝手もよろしいでしょう。でもやや割高。うちでは、部屋全体をエアコンで25度程度に暖めています。低温を好む種は床に近いところにケージを設置し、逆に高温OKな種は、高い位置にケージを置くと言う方法が良い感じです。高低差を利用したナイスな設置方でして、具体的な例をあげるとすると、Poecilotheria属やMegaphobema属、ついでに有尾類は下段、南米産バードイーターのBrachypelma属やTheraphosa属が上段ってな具合です。

 部屋暖房まで出来ない人は、植物用の温室に入れるという方法があります。温室用のヒーターを電子サーモで温度制御すれば良いでしょう。温室を導入すると、瞬く間に飼育個体数が増えるので要注意です(笑)。最近は暖房はおろか、冷房まで備わっているVIPな温室も売られています。
 参考程度にですが、高温を好む種で30度前後、低温を好む種は15〜24度、それ以外の普通の種は25〜28度で問題無いです。きっちりその温度にしなきゃ死んでしまうことは無いので、基本的にその個体が元気であれば、問題無いです。ただし、あまりに不適切な温度が長期続くとさすがに死んでしまうので、注意しましょう。

 はいコレで完璧! え?レイアウトしたいって?えー、飼うだけって事で勘弁してください。メンドイし(笑)。一つアドバイスとしては、あまりゴチャゴチャといろんなものを入れない方が良いです。ヤドクガエルを飼っていそうな雰囲気で飼育すると、つまらんと思います。シンプルにいきましょう。そして、先が尖っている流木なんかは、クモに突き刺さる恐れがあるので、入れない方が良いですね。入れるなら、先が丸いサボテンの骨格(カクタススケルトン)のようなものや、コルクバークが良いですねぇ。あと、あまり重すぎる石なんかも避けたほうがよいです。下に潜ろうとしたクモが、見事に圧死したりします。クモはシンプルに淡々と飼う方が良いです。コレ可愛いから入れてあげよう!なんて思っても、クモにとっては有難迷惑!まぁ実際迷惑とすら感じていないと思いますがw、何かあったらイカンので、スタイリッシュに飼うのが基本です。飼育者は「断捨離?何それ?」って感じの人もいるでしょうが、飼われるクモはミニマリストよ。

 つぎはタランチュラを飼育する上で有った方が良い小物特集。個人的に「これは良いかもねぇ」と思ったものも載せておきます。
 まず必要不可欠なものとしてピンセットが上げられます。水草を植えたりトリミングの際使う先細タイプのものや、生き物にソフトタッチが可能な竹製の物、また先が丸いものやら各サイズ各種揃えておくと便利です。まぁ1本あれば良いですが、たくさん有った方が何かと便利。各家庭最低10本は用意しましょう!(ウソです。3〜5本あれば良いです:笑) 次ぎに菜箸。超長いピンセットって結構高い!そこで登場するのが菜箸。ソフトタッチでクモを突つきまわしたり出来る便利グッズです。突つきまわすと言っても、掃除のときにチョイト移動してもらったりとか、そう言う意味なのでヨロシク。スネークフックというのもありますが、あれは先の方がヘビを引っ掛けるために曲がっておりまして、クモには微妙です(笑)。

 霧吹き。これも必要ですね。ケージ内の湿度を高めたり、水の噴出具合を水鉄砲仕様に変えて、水入れに水を入れるというメンドクサがりやにもってこいの機能までついてます。この際ちょっと良いやつを買いましょう。空気圧を使って霧を噴射するタイプが便利ですね。ホームセンターにでも行って買ってきてください。暇なときには、部屋に霧吹きをしてマイナスイオンを発生させても良いです(笑)。水関連として、洗浄瓶も有った方が良いです。これがあると、通気穴から狙いを定めて、水容器に水を注ぐことも可能とします。水を注ぐ為にフタを開けることも億劫だと言う人(飼育個体数が多くなってくると、マジで面倒になってくる)には持ってこいの素晴らしい用具ですぞ。

 温度計。最初のうちは必要です。ケージ内に設置したり、部屋のあちこちに置いたり使用頻度も高いかもです。そのうち、どこがどのくらいの温度になるかわかってくるので、不必要になってくることもあります(笑)。が、念のため用意しておきましょう。左の写真の温度計は、アクアホリックジャパン(本屋さん)で一度に数千円以上の本等を買うと貰えるグッズです。摂氏・華氏両用で、さすが生き物の洋書を扱っているだけのことはあります。うちではこれを部屋のあちこちに配置してましたが、結構誤差が多いようなので、それに気がついてからというもの、右のデジタル式の物に乗り変えました。上の温度と下の温度を記録してくれる機能も付いているので、便利。えらい多機能な割りに、低価格!良いですなー。

 もひとつ気になるグッズはエサですね。売られているコオロギやピンクマウスを与えましょう。与える間隔ですが、基本的にクモ任せ。食べるときに与えて、食べないときは無理に与えない。それだけで良いです。あとはクモのサイズにあった大きさのコオロギやデュビアを与えます。この辺りは、ベビーの飼育編で。


† 徘徊性種成体編 †

 いわゆる南北アメリカ大陸に住む、バードイーターって呼ばれる連中の事ですよ。徘徊性と申しましても、アレですよ、野生化では地中に巣を作って暮らしてるわけ。地中性ではありますが、飼育下において、自ら積極的に巣穴を掘るようなことをしない、比較的呑気な連中と思って頂いても結構!わかりましたね。メンドクサイから、便宜上徘徊性としているだけですからね。

 ここに属するものでは、チリアンコモン(ローズヘアー)メキシカンレッドニーゴライアスバードイーター等が有名でございますね。種類も多く、人気種が目白押しの、タランチュラの花形って言う連中でしょうかねぇ。

 成体編ともうしておりますが、3−4cm程度の個体であれば、ここを参考に飼育していただいて問題ないかと思いますよ。徘徊性以外の成体編も、3−4cm程度のものと思っていてくださいよ。じゃぁ、いよいよ飼育についてです。樹上性・地中性のタランチュラにおいても参考になるであろう、基本的な書いてあるので、ここは見といたほうが良いですよ。



 飼育ケージですが、とりあえずプラケースと言う事で勝手に話を進めます。プラケに2cmぐらい床材を敷きます。床材の種類はまぁバーミキュライト辺りをサラサラと入れて、湿度の有る環境を好む種であれば、少し湿らせます。その後水容器を設置してセッティング終わり。どうですかこれ、リーズナブル且つ簡単だもの。

 レイアウトを施したケージで飼育したい方は、まぁ勝手にしてください(笑)。でも、先の尖ったものは避けてくださいよぉ。基本的に動かない生き物ですが、新しいケージに移った直後なんかは、落ち着ける場所を探索するために、思いの外アクティブになるんですね。その時、高いところからポトリと落ちて、尖った部分に刺さったり怪我をして流血の惨事なるので、十分に注意することが肝心なわけ。

 もしも傷を負ってしまった場合は、傷口に片栗粉を振りかけて患部をコーティングしておきましょう。脚の傷の場合は重症になるということはあまり有りませんが、柔らかい腹部が傷つくともう一気に重症。へたすりゃ死んでしまうので、タランチュラを飼う場合なるべく物を入れないほうが良いかもですね。

 シェルターですが、無くて不都合が生じたと言うこともないので、多くの場合、入れなくても問題ないです。でも、あった方がクモが落ち着くのは事実ですので、広いケージを用い、こざっぱりと飼育する場合には、用意してあげるのが良いですね。あまり大きなシェルターだと落ち着かないので、程良いサイズの物を用いてください。脚を曲げてギリギリ入れるものが良い感じですよ。

 エサにはコオロギやレッドローチ等を用います。ペットショップでお馴染みのアレでございますね。

 空腹なときは、目の前に落とした瞬間にコオロギをひっとらえて行きます。大型個体で1度に5匹ぐらいに留めます。大量に与えると、なんか食べる効率が悪いように思います。つまり余す。5匹与えてみて、数時間後食べ終えていたらまた5匹ぐらい投入してあげましょう。まぁ日を改めて、また5匹でも良いです。っていうかむしろ、その方が良さげです。コオロギ以外にはレッドローチ、ジャイアントミールワームや、ピンクマウスも使えます。他にも、スーパーで売られている、鳥のササミ辺りも使えますよ。「この子ってば、入荷直後で痩せているから、一気に太らせたいわぁ〜」、なーんて人にはオススメですね。

 レッドローチは比較的最近餌として台頭してきた新戦力ですが、栄養価も高く非常にお勧めです。コオロギより顎の力が弱いので、少し安心して使えます。結構見た目で嫌がる方が非常に多いようですが、正直言って使わないのは勿体無いと思うほど、餌としては極めて優秀ですよ。ぜひ新しい扉を開いてください。ストックやそのほか細かいことは、今のところ(12/06/10現在)ブログに残してあるので、そっちを見てください。消えていた場合は、まぁほかのサイトでも漁ってくださいw

 コオロギやレッドローチを大型種に用いるには小さいですよねぇ。でもピンクマウスとか食べない個体も中には居るかもしれません。生きた昆虫で、もう少しボリュームのあるエサをあげたいけど、何が良いかなァ〜という方にオススメなのは、デュビアという蟲でございます。アルゼンチフォレストローチつまりゴキブリなのですが、壁は登れないし管理も楽、普通に飼育していれば繁殖しますし良いエサです。体長がある程度のサイズになったタランチュラであれば、どのタイプのクモも食べますので、選択肢の一つとして頭に入れておくと良いと思います。左の画像がデュビアです。細かいデュビアのプロフィールや飼い方なんかは、検索すれば詳しいサイト出るので端折りますよ。ストックも繁殖も非常に容易なので、自家繁殖させて常備しておくとよいでしょう。エサとして使う場合、このゴキさん、床材に潜ってゆくので、その辺は工夫して与えてくださいな。エサ食べるところを見ていれば良いだけですけどね。

 コオロギ等生きたエサを使用する場合、ケージに入れて一晩入れて置いても食べていない場合は、撤収しておくこと。クモがコオロギに齧られると言う厄介な事態になります。デュビアの場合は、クモに危害を加える可能性低いのですが、コオロギの場合と同様生きたものを与える場合注意した方が良いかもですね。生きたマウスは使わない方が良いです。タランチュラにとってマウスは非常に手強い相手で、下手するとあっと言う間にマウスに殺されますからね。マウスは、強い!

 新たなエサを投入する際、前回の食べカスを取り除く習慣をつけると良いです。食べカスは、ダニやハエが発生する原因となります。あまりに放っておくと、ハエの蛆が発生してエライことになるので、マメに取り除くように心がけると良いですね。また、しばしば壁面に白っぽい液状の糞をするので、ついでにソレも拭いておけば、大掛かりな掃除は滅多に行う必要が無くて、楽ちんで御座いますよ。

 絶食には異常とも言えるほど強く、成体の場合、水だけで数ヶ月は余裕できていけるの。だからねぇ、エサをあたえる間隔はクモ任せにするのが良いわけ。食べるときは毎日少量与え、食べないときは無理して与えない。個人的にその方式を推奨します。

 エサの与えすぎは短命に終わると言う噂もあるので、気になる人は週2回に程度に留めるとかしてくださいな。成長するまでは、ガンガン与えるのが良いでしょう。問題は成長後。以前は、食うだけ食わせておけば良いという意見が多かったのですが、最近はそうでもありません。常に腹がプリプリ状態だと、床材に腹部が付く状態になり、運動能力の低下や物理的に腹部を傷つけたり、接触部分が不衛生になることで、腫瘍などが出来たりすることが分かってきたようです。あと脱皮の回数及び間隔が短くなったり、不要な無精卵を作る事でクモの寿命を早めるという話も出ているので、成体のタランチュラを飼う場合、常にプリプリの状態は良くないと思った方が良いでしょう(繁殖のときなどは別ですよ)。 頭の倍以上の腹部になっている成体は、要注意ぐらいに考えるのが良いかもしれません。また気を付けなきゃ行けないのが、マウスや鳥系です。栄養価が高すぎるのか、これらばかり食わせていると、腫瘍ができやすくなるという話もあります。その腫瘍はキャンサー(ガン)ではないかとの話もありました。基本的にはコオロギやゴキブリを与え、繁殖の時や、少し太らせたい場合にだけマウス等を使うのが良いかもしれません。うちのクモも、ブリブリにさせていたのは、割りと適当に飼っている物より少し短命な気がするので、ちょっと手を抜くぐらいの気持ちが良さそうです。成長期にはバシバシ食わせ、その後のデブはいかん!という事ですな。気を付けましょうね。

 タランチュラは脱皮前になると拒食します。乾燥した環境を好む種辺りは、かなり長期にわたり拒食する例もありますので、さほど気にしなくとも良いでしょう。毛を飛ばす種であれば、禿げ上がった腹部の色が黒く変わってきたら近いうちに脱皮します。脱皮後は1週間程待ってから給餌を始めてください。

 多湿な環境を好む種を飼育する場合、定期的にケージ内に霧吹きを用いてスプレーしてあげます。だいたい週2〜3回、乾燥する冬場だとほぼ毎日スプレーしないと、ばか見たいなスピードでケージ内がカラッカラになり、死んでしまいますので気をつけて下さいよ。

 この徘徊性に属するクモの中には、腹部の毛をおみまいして来る種が多く存在します。この毛、種類によっては、殺人級に痛痒いので、長袖の服を着て、さらにマスクに花粉症用メガネなんか装備して世話をすればほぼ完璧に防げるでしょうが、まぁそこまでしなくても良いです。せいぜい長袖のシャツ程度の装備で、クモを刺激しないように世話するしかないの。嫌なら、最初から大人しい種及び個体を選んで飼いなさいよ!わかったね!

 長いこと飼っていればケージ内が汚れてきます。でも、そんな頻繁に掃除する必要ありません。とくに乾燥系種の場合、1年に1度でも良いかもと言うほど、たいして汚れないんです。まぁ成体の場合、ダニ予防のためにも、脱皮毎に床材全交換してあげれば十分だもの。他には、小ハエやダニが大量発生した時なんかも、床材全変えを行うようにしましょ。

 クモの移動は、小さめのカップをかぶせて、下の隙間から蓋を滑り込ませる方法で行うのが一般的でございます。クモをカップに入れたら、その間に掃除を済ませて、元に戻せばハイ終わり。レイアウトしていない所謂丸太飼い且つプラケースで飼育している場合、クモを移動させて古い床材を捨て、ケージを水で洗い、新たな床材を入れなおし水容器を設置。すばやく行えば5−10分以内で作業が終わってしまうの。

 でもね、強力な痒毛を持つ種のケージを掃除するとき、そこにワナが仕掛けられている場合があるわけ。あなたが普通に素手でそのケージを洗っていると、そのワナが発動し、手が痒くなってエライことになるのですよぉ。だもんで、ゴム手袋を装着して洗うと良いかもしれません。僕はめんどうなので、そのまま素手で洗ってしまいますけどね。ちなみに、恐ろしいほど痒いこともあるよ。でも、気にしないわけ。


移動方法
カップをかぶせて

蓋をする。超簡単ですね♪

 日々の世話ですが、エサを与えて水をスプレーしたり水容器に入れたりする程度。しかしエサを食べない日も多いわけだし、水だって毎日毎日新しいものに入れかえる必要も無いし、だいたい毎日毎日スプレーしてたら水浸しさぁ。世話に慣れてくると、1頭につき1分もかからない淡々とした作業になりがちです・・・というか、なりますからね。しかも脱皮前とか、拒食の時期に入ると、いよいよもって、やる事が無くなってしまいます。この時期、放っておきすぎると、クモが干からびていることもあるので、水のチェックぐらは毎日してあげましょう。

 徘徊性種の購入のポイントですが、これは全タランチュラに共通するポイントとなりますので、見といてくださいよ。

 まず、全ての脚を体の内側に折りたたんでいないもの。もしたたんでいるのなら、脱水してるか死ぬ前、もしくは死んでます。タランチュラは死ぬと大抵全ての脚を内側に折りたたんだ状態になるので、こういうような個体は避けましょう。左の写真がソレでございますよ。

 数本の脚だけ折りたたんでいる場合も有りますが、これは単に毛繕いをしているだけかもしれません。ケージを軽く動かせば、驚いて普段の格好にもどると思うので解ると思います。

 他に注意すべき点は、外傷。脚に傷を負ってるもの、もしくは脚が無いものは、そこから体内に雑菌が侵入し、体調を損なわせることがあるかもしれませんが、この程度でしたら平気な場合も多いです。数回脱皮したら治るの場合が多いので、まぁあまり問題無いと言えましょうな。

 しかし、腹部及び頭胸部の傷は非常に深刻になるケースが多いわけ。得に腹部は、クモにとって重要な内蔵器官がたくさんある重要な部分であり、ここを負傷してしまうと、直接に結びついてしまいますよぉ。よって、ここが傷ついていたり、妙に濡れていたりするような個体は、購入しないようにしましょうね。

 腹部が妙に濡れている個体は、輸送や脱皮の際に出来た小さな傷から出血している可能性が高く、数日以内で死んでしまいまうケースもありますからね。水容器に浸かっていたから濡れていることは殆ど無いです。なぜなら、普通健康な個体であれば防水加工グッズの如し撥水性に富んでおり、ベチャベチャに濡れることはまず有りません。選ぶ段階ではじいた方が賢明ですよ。

 腹部に妙な腫れ物がある個体。ブックラング、いわゆる書肺の周辺に腫れ物がある個体がいたりします。寄生虫が原因と思われていますが、こういうのも長生きしないように思いますので、購入は避けましょう。また、あからさまに脱皮直前や脱皮直後の個体も購入は控えましょう。たとえば、モルティングベッドを作って、これから脱皮しようとしている個体とか、ケージ内に抜けたばかりの新鮮な抜け殻が転がっている個体とかはさけましょう。そういう個体を持って帰る道すがら、何か有っても知りませんよ(連れて行く途中で脱皮始めたり、連れかえり中に、変な形で固まってしまったり等)。

 どうしてもその個体が欲しいなれば、とりあえず売約を掛けて、脱皮するのを待ってさらに数日ショップでストックしてもらい、エサまで取ったところを確認した後、家に連れて帰るぐらいの気持ちが必要です。嫌なら他の個体持って帰りなさいよ。とは言っても、まぁ普通のお店であれば、その程度の事は普通にしてくれると思いますので。

 通販で買う場合、個体のチェックは出来ませんので信頼できるお店に注文しましょう。わざわざクモにあまり強くないお店、たとえば「熱帯魚屋だけど爬虫類やクモも置いている」的なお店から買うのは、あまり意味無いと言えます。どうせ買うなら、タランチュラの取り扱い経験が、より豊富なお店を探して、そこから買った方が良い事は言うまでもありませんな。


† 地中性成体編 †

 地中性のタランチュラの飼育でございますよ。どうやって飼っても、盛んに巣穴を作りたがる連中です。アフリカのバブーンと、アジアのアースタイガーと呼ばれるクモの多くは、ここに属します。代表的な種は、キングバブーンカメルーンレッドバブーンコバルトブルータイランドブラック辺り。

 基本的に性質の荒い種が多く、初心者向けではありません。よって、上のバードイーターと呼ばれるグループのクモに比べると、飼育に関して厄介な種も多くいまして、よりマニア向けと言えましょうかねぇ。

 基本的な飼育法は、徘徊性の項と同じなので、省きますよ。

 ケージですが、例によってプラケが良いです。プラケ以外で使えるものは、コーヒー瓶とかパスタケース。これに土を多めに入れます。目一杯床材を入れても良いのですが、地中性の種は気の荒い種が殆どなので、巣から突然ババーンと登場されると、人のほうが怯む。という事でプラケの場合、2/3ぐらいに床材を入れます。縦長ケースの場合も、少し余裕を持たせて床材を入れておきましょう。乾燥系の種の場合は、そのまま床材を乾かしておいて良いですが、多湿な環境を好む種の場合湿らせておきます。

 土を沢山入れたケージに数日入れておくと、健康な個体であれば巣を作り始めます。ある程度巣が完成した段階で水のみ場を設置。そうすれば、水のみ場をひっくり返される心配が多少減ります。

 巣を作る種が、いつまでも呑気にフラフラ徘徊しているようでは、ちょっと長生きしない可能性もありますな。数日たっても糸を出さず、巣穴も掘らないような個体の場合、これはマズイので、すぐさま水容器を入れ様子を見てください。その後も調子が優れず、エサも取らなきゃ水も飲まない、ただそこに佇んでいるが、突つくと威嚇する。こんなのは、多分何をしても死んでしまう事が多いです。尊き命よ、さようなら・・・。(-人-)南無〜

 ケージのレイアウトですが、土と水容器以外の余計なものは入れないほうが良いです。一度入れてみると「あー、入れなきゃ良かったな」と思うか、「入れるだけ無駄だったなぁ」と身をもって体験できるので、入れてみるのも一興かもしれません。地中性種を買っている場合、ただ穴のあいた土を飼っているような状況になっているのが正しいです。エサを与えると、元気な個体の場合、巣穴から出てくる事もあります。月に数度、その個体を見れたらその日は幸せと言うことにでもしておけば、気分も良いわけ。

 日常管理ですが、週一回ぐらい生きているか確認しましょう。知らぬ間に巣穴の中で死んでいて、土に水を与えていたと言う事になりかねません。いや、マジでよ。

 エサは、巣穴にコオロギを放り込んでおきます。この類は割と少食なものが多い気がするので、ピンクマウスを与えたは良いけど、巣穴の中で残されて腐敗したりなんかすると、もうハエがわんさと発生するのでこの際使わない方がいいかも。巣穴の中にエサの残りカスがあると、回収困難でしょ。

 この類は、エサをちゃんと食べたのか確認するのがすこし厄介なので、注意して見てあげましょう。次の日コオロギが消えていれば「あぁ、食べたんだな」と判りますね。徘徊性の種よりも、心持少なめの給餌を心がけると良いと思います。1回でコオロギ2−3匹と少なめにして、それを週2回ぐらいですかね。

 脱皮するとき巣穴を糸でふさいでしまう場合も見うけられます。糸で入り口がふさがっているときはエサを与えても食べないことが多いのです。地中性の種は脱皮の前兆が掴みにくい集団でもあるので一応の目安にして下さいな。

 掃除ですが、目に付いたエサのカスを取り除き、あとは脱皮毎ぐらいで床材交換すればいいんじゃないでしょうか。この手のクモを移動させる際、まず巣穴から追い出さなければいけませんねぇ。これが厄介この上ない。

 一番使えるのは水攻め。巣穴に水鉄砲のような細く勢いの有る水をビュービュー巣穴に入れてやると、驚いたクモが出てくるというもの。だいたいのクモはこれで出てくるので、出てきた後は、ピンセットで広い場所まで突ついて移動させ、カップをかぶせる方法で素早く捕獲し、床材交換したりしてください。

 一度出てきたクモを誤って再び巣穴のなかに逃がしてしまったとき。これが実に厄介なの。そんなときは、おもいきって巣を掘るしかないわけ。長いピンセットとか菜箸みたいなもので、上からガサガサ掘って行きましょう。クモを傷つけないように注意深く掘ること。どうせ床材を交換するのだから、思いっきり壊してしまいましょう。そうすると、ババーーンっとクモが出てきますので、落ち着いて回収しましょうね。噛まれないように。

 あまり深い床材で飼いたく無い〜と言う人もいるかもしれません。一部の種は、ほんとに土に潜らせないと調子が悪いやつもいるので、諦めるしかないですが、小型のプラケースに薄めの床材で飼育できる場合もあります。そのような環境におかれると、やつらはケージ全体を自分の住みやすいように、糸だらけにします。容赦なく糸を出しまくり、地面から天井まで床材を移動させたりして、エレガントとはかけ離れた巣にしてしまうことが多いです。最低でも10cmぐらいの厚さに床材を入れておくほうが良いです。ケージの隅を掘り返して、適当に巣を作って暮らします。

 さて、巣穴を作る系タランチュラですが、WC個体を購入すると、どうも調子があがらずに死んでしまうことが徘徊性種や樹上性種に比べ若干多いように思えます。場所を選ばず巣を作る種もそうですが、ショップで売られているタランチュラの個体選びが重要になってくる"要目利きなグループ"と言えましょう。ひとまず、ケージやストックされているデリカップ内に糸を出して巣を作っている個体は大丈夫な場合が多いです。逆に、巣穴も作ってなけりゃ、糸で巣も作っていないような個体は、大抵調子が悪く、エサは取れども割と早期に死んでしまう場合も多いかと思います。通販で購入する場合はチェックできませんが、ショップから購入する場合はその辺りをチェックしてくださいな。通販で購入する場合も、その辺りのことを聞いてみてから購入に踏み切る方が良いかもしれませんよ。



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