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WC.AD.female,Common Rose-Hair(Normal) |
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一般にローズヘアーやチリアンコモン(通称チリコモ)、チリアンフレームと言う名で流通する場合が多いタランチュラでございまして、爬虫類屋やホームセンター等でも目にする機会の多いクモでは無いかと思います。
最も飼い易いと言われて久しいタランチュラでございまして、丈夫さ、美しさ、価格、大きさ、大人しさ等、過去より初心者向けであると言われてきました。
本種は、ボリビア、チリ、アルゼンチンに生息しており、アタカマ砂漠との境界付近にいるとされております。砂漠内ではなく、あくまで周辺ですよ。かつては、Glammostola spatulataと言う学名で輸入されておりましたが、現在G.spatulataの名前は、G.roseaのシノニムとして抹消されております。レッドモルフの方は、Grammostola calaと言う名で、別種扱いでございましたが、現在では、G.roseaと同一種であるとみなすのが、一般的なようでございます。
最近は、シッパーであるアルゼンチンの業者がノーマルタイプをGrammostola porteri、レッドモルフをGrammostola rosea、サウザンレッドゼブラとノーザンゴールデンをGrammostola sp.として売り出しているようです。ポルテリに関しては、まだ懐疑的な意見が多い様なので、うちでも「まぁーそういう説もありますよ」と言う程度に留めておきます。輸入されている4タイプを入手できましたので、写真を比べてみてください。ノーマルとノーザンゴールデンは性質的にもかなり似ています。レッドモルフは形的に似ていますが、結構アグレッシブで、牙を剥いて来ることも多いです。しかしタランチュラ界を見渡しても、なかなか見当たらないぐらいド派手なクモですね。個体差はありますが、今回入手できた個体に関しては、過去に見たことが無い程に赤いです(一番下の写真)。上記3タイプはおいといて、サウザンゼブラに関しては、個人的に別種だと思います。頭の形、腹部の膨らみ方や動きにいたるまで、外見上共通する点が見当たりません。でもまぁ僕は違うと思うと言うだけなので、追々どんな扱いになって行くか見届けておきましょう。多少乱暴ですが、結論が出るまでの間、全てチリアンコモン系と言う事で扱っておきますよ。お好みのタイプを飼育してみてください。
体長は6cm、レッグスパンで10cmを超える程度という、比較的誰にでも扱いやすいサイズと言えるのではないでしょうかね。
本種の問題点を挙げるとするなれば、しばしば長期(半年から1年程)にわたり拒食し、飼育者を悩ませることがございます。しかし、腹部が痩せていかないようでございましたら、とくに問題ございません。とりあえず気になる方は、温度と湿度を少し高めてみると良いかもしれませんね。なにしろ生息している場所が、年に1度も雨の降らない様なところですが、たまに霧は発生します。また、温度は40度以上になることもあるそうなので、我々が思っているよりも高い温度で飼育するのが良いのでしょう。寒さ暑さ乾燥に耐える蜘蛛であるので、丈夫とみなされるわけです。アタカマは、世界で最も乾燥した砂漠と言われるとおり、地球上でも指折りの過酷な環境らしいです。日中は50度を越え、寒いときには霜すら下りる。そんな環境な様でざいます。
からっとした環境で、季節で温度にバキッと上下をつける。これが本種の真の飼い方なのでしょうが、飼育下でそんな環境再現は難しいですし、一歩間違えたら、あっさり熱すぎ寒すぎで死んでしまうことでしょう。23−29度の間でキープすれば、とりあえず飼育可能です。
うちでは、脱皮前拒食を除き、そんな頑なに食わないと言う個体にめぐり合ったことが無いので、あまり良くわからないのですが、とにかく成体サイズでございますれば、絶食が直接死に結びつくことは稀でございますので、小さな水容器の水だけ切らさぬよう、あとはあまり気を使わずに、放っておくのが最善かと思います。なんでも、年間1−2回の食事しか摂らなかった個体もいるそうでございます。
本種は、WCでの入荷が主でございまして、CBが販売されていることは、極めて稀でございます。その理由の一つとして、交尾までには比較的容易に至りますが、その後、卵嚢を作らなかったり、卵食が多かったりと、繁殖が何故か困難な種だったりするのでございます。野生採集個体が、毎年大量に入荷されておるので、是非ともCB化を進めたいところでございますね。
CB幼体から飼育する場合でございますが、基本的に成長は遅く、脱皮周期も長くなりがちです。エサを多めに与え、温度は30度前後、適度にスプレーをする事でアダルトを飼育するときよりも湿度を高めにし、早めに大きくするよう心がけましょう。しかし乾燥地帯に生息する種なので、過度の加湿は好ましくありません。
本種はパワーフィーディングが効き難い感がございますので、それも難しいかもしれません。しかしその分寿命が長く、若い個体でございますれば、成体でございましても、雌の場合で10年以上は生きてくれます。オス成体の場合、長くて2年と言われております。オスの場合しょうがないにしましても、長期に渡って、クモのペースで呑気に付き合って行くのが良いかもしれませんね。
というわけでコイツの不遇な点は、やたらと苛酷な環境に住んでいるため、丈夫過ぎるということに尽きますね。適正な環境下で飼育すれば、40年ぐらい生きるのではないかとも言われております。と言うわけで、ここではあえて初心者にも飼える種ですが、初心者向けとはいえないと結論付けておきますよ。 |
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WC.AD.female,Northern Golden Rose |
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WC.AD.female,Southern Red Zebra Rose |
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WC.AD.female,Red Rose (Red Morph) |
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