TOPページヘ。 馬鹿は死ななきゃ治らない。 σ(^ ^*)アタシの事ですよ。
情けは人の為ならず? 恩を仇で返す。 弁護士に警告 馬鹿は死ななきゃ治らない。 ケンジースプーンのその後。
情けは人の為ならず?
*ことわざ1 、 情けは人の為ならず。
『意味』
人になさけをかけておけば、いつかめぐりめぐって良い事がある。情けをうけた者はそれを有難く思って、情けをかけてくれた人に好意を持つようになるから、なにかの折には報いるものだ。 (集英社刊 暮らしの中の ことわざ辞典 農学博士折井英治編)
さて、「佐々木某」と云うのが居ました。彼は火災保険の支払訴訟で不服判決があり、私は喫茶店で「判決文がないまま判決言い渡し」がまかり通る等の不当判決の経験を話していました。そんな彼がある人物から紹介されたのが栃木県在住の日本画家のiです。仕事で上京中の「佐々木某」から電話が入りました。
「栃木県の画家にIと言う人が居るが、総合商社の丸紅を通じて海外へケンジースプーンの販売が出来るよう取り計える。国内においては政府要人にも知人が多いので任せてくれと云っている。数十本持って栃木県に出て来ないか。その際手形を持って来て欲しい。実は画家がヤクザに絵を埋められ、画家でありながら絵が書けない。4ケ月程度あれば絵を売って自分で決済するし、借用書もキチンと入れると言うので力を貸してやってほしい。」
東京から新幹線を乗りついで**町。普通であれば駅に出迎えるのが礼儀。誰も居ないので駅からタクシー。
画家の名前を言うとたいした距離ではない。竹の林を通り到着。
中では出前の寿司で一杯やっている。で、余りの寿司を馳走になって本題に入る。
画家iは使った手形分は自分で決済するし、未使用分は返却するし迷惑をかけないとの申し出に、一枚の額面が百万円を4枚。計4百万円。
← (上記借用致しました。)署名捺印。
平成5年6月7日の事でした。
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恩を仇で返す。
*ことわざ2、恩を仇で返す。
『意味』恩を受けたのにそれに対して、仇をすること。世の中には往々にして、このような人がいる。
(集英社刊 暮らしの中の ことわざ辞典 農学博士折井英治編)
日本画家のIにその後の丸紅について聞くと、佐々木某に絵を騙し取られたとのこと。丸紅に話はそっちのけで、手形決済の心配が出て来たので確認すると「絵の代金」だと言い出す始末。そんな事は私の関知しない問題だと言っても、さっぱりラチがあかない。
当時は(有)旭川オリジナルではなく(株)加藤物産として活動していたのですが、以後Iとは連絡はつかなくなった。電話には居留守? 奥さんに電話の約束を頼んでも一切ナシの礫。そんななか、画家のIは銀行に「手形取立」をしたのです。
「金を借りた相手に向かって金払え」の論法。約束なんか知るか・・です。
10月15日の決済日には決済しない=不渡りになったのですから、銀行取引停止=倒産です。
先頭に戻ります。
弁護士に警告!
11月22日、東京の弁護士から「通知書」が届いた。966万円を支払えとの「内容証明」です。
早速回答。
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通 知 書
前略 平成5年11月22日貴職よりの「通知書」を受領しました。
その内容は「平成5年6月9日、私が佐々木某と共謀して画家I氏「雅号**」から絵画を騙取した。それは詐欺行為であるから絵画16点若しくはその購入代金の966万円を支払え」というものであります。しかし、去る6月9日私がI氏の事務所に赴いた理由は、当時絵画の売買についてi氏の処に居た佐々木某から、「I氏がヤクザに絵を埋められ、生活に困窮しており、画材すら仕入れる事が出来なく、画家でありながら絵が描ける状態でない。4ケ月程度で良いから(私の経営している)株式会社加藤物産の手形を貸してやってくれまいか。絵がかけたなら、それを売って使用した手形分については自ら決済し、未使用分については返却するし、借用書も入れるので、是非力を貸してやってほしい」との申し出により、当時所用で上京していた私は新幹線を乗り継ぐ等して「自費を割いて」I氏の窮状を救済するべく栃木県**町の自宅に赴き、一面識もない氏に対し手形を貸し与えていた事実があります。その額面は四枚に分け、各百万円計四百万円になっております。
その際I氏は自筆にて署名し捺印した「借用書」を私に差し出して居るのです。それについては前にも述べたように、自ら決済するか、叉は返却するなどして迷惑をかけない旨の申し出から芸術家、文化人としてのI氏の人格を信用し、更には同情心から破格の「手形を貸す」事にしたのです。
しかも、I氏はその際私が考案した「多機能スプーン」を総合商社の「丸紅」を通じ海外への大量販売が出来る様取り計らう等の約束もし、国内においては政府要人にも知人が多いので任せておきなさいと私に持ちかけ数十本の商品見本も納入させておき乍ら反古になっており、その見本の返品もないままとなって居ります。
本事態は大量販売の紹介を口実とし、借用書を提出して信用させ額面四百万円の手形を「手に入れ」たのです。しかるにI氏は借用人としての立場を、そして、約束を無視し、善意の協力者としての貸し方の私に対し、手形の決済を求めて来たのです。同年9月中頃、私は氏に対し、貸し与えた手形について、決済若しくは返却の確認について電話を入れたところ、I氏は「佐々木が持って行った絵の代金だ」と発言し、私が「佐々木がどの様な理由で持って行ったのか、更にI氏がどの様な約束で佐々木に絵を渡したか、私は一切関知していないし、商行為による手形ではなく、借用書を入れてもらった約束はどうする」と言ってもI氏は「絵は持って行かれるし、金も払ってもらえないし、こちらはダブルパンチだ」と、まくし立てるのみであったのです。
I氏は私が氏の窮状に手を差し延べた好意を自身の知名を悪用し、前記の借用した手形を商行為にすり替え、額面4百万円の手形を私から詐取したものであり、正に前代未聞の仕業であります。
そのような理由から、一方的に借用の事実をうやむやのまま手形を銀行に廻した事から株式会社加藤物産は決済出来ず「倒産」に至っております。
画家としての知名を悪用し、商社への紹介等の甘言を利用しての悪業による被害者は私であり、使用してない手形の返却も未だ受けて居ない有様なのです。「借用した物は返す」のが世の常識であります。私はI氏に対し、何らかの法的措置を致すべく検討中であります。
その様な訳で6月9日には私はi氏と絵の売買について一言も触れておりません。
当然佐々木氏とi氏との間でどの様な約束事があったか知る由もなく、一切私は関知していないのです。その事は度重なI氏と私の間で交わした電話による会話でI氏は承知していた筈です。
尚、私に対し「共謀の上」とか「騙取しようと企て」とか「詐欺罪にあたる」とかの文言は私の名誉を著しく傷つけるものであり、軽々に使用すると名誉の毀損となりますので以後充分に御注意願います。おって、佐々木氏の指紋がi氏のロッカー及びファイルから発見されたので、即告訴の用意が出来ている。とのI氏の発言通り早急に行って下さって結構であり、元より一切絵に関与していない私には無用の相談である事も申し添えます。
平成5年11月24日
有限会社現代**協会代理人
東京都千代田区丸の内*丁目*番*号 丸ビル***区
弁護士 ** **殿
北海道旭川市春光台1条4丁目1番14号
加藤 筧治
馬鹿は死ななきゃ治らない。
前記の一件はそれっきり。「情けは人の為ならず」は信じてはいけないものだと痛感しました。
しかし、何度騙されても懲りない「私の馬鹿は死んでも治らない」のです。これが証拠。
(オマエハ バカカ)(ダカラ バカダッテバ)
「KENJIスプーン」が世に出る途中には、そんな「事実は小説よりも奇なり」の連続だったのです。
ケンジースプーンのその後。'97.2.14 日本テレビの人気番組、「ひらめけ!発明大将軍」で見事大将軍になりました。
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