本書は,都市の生態系を核に環境保護をしつつ都市計画を推進する建築家のクラウス・ベック・ダニエルセン氏,建築家グループ「都市とランドスケープ計画グ ループ」,ルート・ゾーン・システム(水質浄化装置)を専門的に開発し供給する「ダンスク・ロードゾーネ・テクニック社」,環境保護を進める人材養成教育 機関「コリング・ホイスコーレ」,「エコ・ビレッジ」も取り上げる。最後にデンマークから日本に来た風力発電機,研修センター「風のがっこう」を紹介。デ ンマークの理念「地球規模で考え,地域で行動しよう」が日本にも浸透するよう願う本である。