野生動物の絵付け問題
善意が引き起こす?生態系撹乱・鳥獣害・感染症・生活被害
監修:畠山 武道 編著:小島 望、高橋 満彦
¥3,500(税別) 320頁
A5判 2016年8月20日発売

 野生動物へ餌を与える行為は動物に親しみ、自然を保護する行為として肯定的に捉えられ、行き過ぎた事例があったとしても個人の趣味やモラルに帰され、問題 視されることはほとんどなかった。しかし近年、餌付け行為が野生動物を人間の生活圏へ接近させ、動物の行動変化や感染症の蔓延、鳥獣害などの様々な問題を 引き起こす原因となっていることが指摘されている。特に、急増する鳥獣害は、取り残しや投棄された農作物やゴミに集まってきた動物がその味を覚えたこと、 つまり「非意図的餌付け」に起因している。
 本書では、野生動物に餌を与えることによって生じる諸問題を「餌付け問題」と名づけ、自然環境への影響のみならず、人間社会への影響についても議論を行う。また、様々な事例を通じて、その整理と検証を試み、餌付け規制への取組みと展望を述べる。


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