Grammostola sp."North"
ノーザン ゴールデン ローズ

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 以前は全部チリアンコモン(もしくはローズヘアー)とされていましたが、2010年前ぐらいから細分化されるようになりましたな。で、こいつはチリコモ系の中では最も白っぽく見えるので、シロコモとか呼んでます。なんかG.porteriの色違いと言った感じに見えますな。

 チリのキコンボ州ラ・セレナ(La Serena)近郊で見つかるのがこのタイプとのこと。この辺りは大体年間を通じて最高気温20度前後らしいですよ。年間で大きな気温差が無いという事は、もしかすると他の連中より殖やしやすい可能性がありますね。夜間はそれなりに寒く、日中20度ぐらいまであがると。基本乾燥しているようですが、近くに川とかもあるので巣穴の中は適度に湿っている事でしょう。

 チリコモ軍団数あれど(今や7タイプ以上あるみたいです)、私が飼っている中ではコイツが一番好みかも。他のも基本的に大人しいのですが、こいつの大人しさは異常というか、野生下で良く生きてるなと感じる勢い。個人的には、こいつよりネズミのほうが怖いぐらいです。ネズミ怖いですよねぇ。噛まれると無茶苦茶痛い。2017年現在、かれこれ6年程飼っていますが相変わらず大変大人しく扱いやすいので(中には飼育していると、体調が良くなって急激に荒くなるクモもいるw)、写真も撮り易いですわ。

 高温にならない所に棲んではいますが、飼育している分には高温に特別弱いという事もなく、30度を少し超えても弱る様子はありません。下も氷点下にならなきゃ大丈夫そうなので、気を遣う所もなく普通に飼育出来ますね。某スリランカにいるやつとか、コスタリカに居るにも見習ってほしい所ですよな。

 意外と派手目なヤツが多いチリコモ系の中にあって、こいつは地味な印象かもしれませんが、私は好みですねぇ。庭の石の如く、ただそこに居るだけってのが私的には合っているのですよ。ちょいちょい気にかけなきゃイケないのは、面倒くさいと思う事もありますからなぁ。そんなに頻繁に来るわけでもないので(ただし来るときは山ほど来る)、見かけたら入手して損は無し。風変わりで優しい白薔薇を是非どうぞ。

 大人しいとは言いますけど、中には荒い個体も居るかもしれないので、一応取り扱いは気を使ってください(という保険w)

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