Poecilotheria subfusca
アイボリー オーナメンタル

CB,Highland form
CB,baby,"lowland"
 スリランカに生息する、樹上性の大型美種でございますよ。一説では、Poecilotheria属の中で最大なんて言われたりしております。レガリスルフィー・そしてサブフスカ、どれが最も大きいのでしょうかねぇ。興味は尽きませんな。という訳で、本種も25cm超える(ローランドフォームの方)という噂がございます。でもまぁ、普通そんな大きくならないようでございますけどねぇ。

 この模様と色彩。フリンジドオーナメンタルを、バキッ!とメリハリを出したかのような雰囲気でございまして、とにかくねぇ、凄いんだ。言葉足らずで悪いね!でもねぇ、凄いとしか言いようが無いわけ。本物見ればわかりますよ。

 入荷は稀ですが、入荷が皆無と言う状態では無くなっておりますし、手の届く価格に落ち着いてきておりますので、欲しかった人は買いですね。

 飼育に関しましては、ポエキロの中でも、とりわけ高温を嫌いまして、20−24度程度の温度で飼育するのがベストかと思います。生息地は、スリランカ中央部の山の中のようで、年中最高でも20度前後、夜間10度前後と言う、大変冷涼な環境に棲息しております。北海道のようですが、年中ほぼ一定なのが違うところでございます。んが、CBの場合、そんなシビアにならんでも問題ございません。長期間続かなければ、30度以上にも耐えますが、ヘロヘロになることがあるそうなのでご注意を。他種より生育が難しいと言う話も聞きますが、少し広い空間で、通気孔をより多めに取ってあげれば、割と健やかに育てることが出来ると思います。ベストは、日中20度、夜間12度。これを保つことが出来るならば、サブマスター!w そんな特性なので、冬季の輸送にも比較的強いと言う話も聞いたことがあります。

 96年にP.baraが本種のシノニムってことになりましたが、趣味の上ではローランドフォームと言うことで分けられていて、未だに物議の対称になります。ハイランド系は黒っぽくって、ローランドは薄めってのが今のところの定説でしょうか。多分上のはハイランド。しかし微妙な個体も多いようなので、P.baraはサブフスカと同種って話だったわけですが、最近また分ける風潮が出てきて、どうなることやらですな。

 同属他種と比べますと、成長は遅いほうです。とくにハイランドの方が遅いですね。まぁ比較的低い温度のところに棲んでいるので、基本的な代謝が少し低めなのでしょうな。

CB,Lowland form