Brachypelma auratum
メキシカン フレームニー タランチュラ

CB.AD.female
CB.baby
 メキシコのミチョアカンとゲレーロに跨る所に生息する、人気の赤脚系ブラキ四天王の一角でございます。えー、ちなみに他の3種とはB.boehmeiB.emiliaB.smithiの事ね。誰が決めたかといいますと、僕が今しがた決めました!もうあれです、世界共通って事でお願いしますよ。

 登場して間もない頃は、B.smihiの高地型と言われていましたが、後に別種として記載され直したわけです。その名残で、しばらくハイランドレッドニーと呼ばれていた時代もあります。でも高地にだけいるわけではない事もわかり、膝節にある濃く赤い模様から、フレームニー(flame knee)と呼ばれることになったわけですな。

 本種の人気の秘密は、大型になることでございましょうか。通常8cmと言いますが、それ以上に大きな個体もおります。他のブラキに比べまして、脚が細長い感じもしますので、一層巨大に見えるわけでございます。

 飼育に関してでございますが、かなり熱く乾燥した所に住んでいることもあり、丈夫で飼育しやすいといえましょう。牙を剥いて威嚇してくることはありませんでしたが、スミシー等他のブラキと比べますと、神経質で荒い感じがしますので、取り扱いは注意してください。育てていた個体が、数回脱皮しても殆ど全く育つことなく死亡した例がありますが、通常はもっと早くて、2年も飼えばそれなりに育つので、ご安心ください。

 それ以上に注意すべきことは、刺激毛。痒いです。そして、情けも容赦もございません。バッシバシ蹴り飛ばしてきますよぉ。所謂ヘアーキッカーでございます。大型個体ともなりますれば、その量もかなり多いものとなりますので、肌の弱い方には、あまりオススメ出来ないと言えましょう。

 んが、綺麗なものは綺麗なんだ!膝が燃えるように赤いもの。だからねぇ、個人的に好きでございますよ。飼うのなら、刺激毛は耐え抜くしかございませんよ。覚悟は宜しいね!