|
赤脚ブラキ四天王の一角を築くタラの2種目の刺客でございます。赤脚四天王の中でも、最も赤い面積の多く、体長も一番大きくなるのが、何を隠そうこのB.boehmeiでございます。
メキシコのゲレーロ州の北西部太平洋側に住んでいます。体長は8cmです。本種にはですね、すごくソックリなタランチュラがもう1種別の属におりまして、その名をAphonopelma bicoloratumと言います。カラーリングパターンが同様なので、見分けつきにくいかもしれませんが、本種のほうが、より攻撃的な赤をしております。意味不明ですか?そうですか、そうですね。じゃぁもう知らん!とにかくぜんぜん違うんだ!実際こっちのほうが性格悪いので、ご注意下さい。
まず、本種のほうが成長が早いんでございますよ。オスともなりますと、2年と飼わぬ間に、成熟してしまいます。凄いことですね。もう一つは、本種のほうが巨大になります。その大きさたるや、ブラキ最大種とも言われておりますからねぇ。大きいんです。
でだ、A.bicoloratumと比べまして、どっちが良いって問題じゃないわけ。どっちも良いんだ。だからね、この際両方飼えば良いでしょう。そのクモには、そのクモにしか無い良さがあるの。いいね!
飼育法でございますが、結構乾燥にも耐えますが、そこそこ湿度のある環境(70%前後)のほうが調子よく、且つ早く成長してくれるので、飼育する場合、湿度を少し高めておくことを、わたくしオススメ致します。
赤脚四天王の中で、最も赤の面積が広いこのクモ、欠点を上げるとすれば、最も毛を飛ばしてくるって事でありましょうか。その勢いたるや、半端なもんじゃございません。某本を製作するときに撮影をしたのですが、その時、最も甚大な被害を周囲に及ぼしたのが、何を隠そうコイツなんだもの。ちょっとでも油断しようもんなら、エライ勢いでおみまいされますよ。牙を剥いてくることは少ないですが、毛はヤバイです。だからね、覚悟して飼育に望んでください。赤脚ブラキ四天王の中で最強はコイツと言っても良いでしょう。 |
|
|