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コスタリカに生息するタランチュラでございます。黒い地色でございまいして、腹部に軽く赤い繊毛が生えます。疑惑のハイブリッドタランチュラと言われて久しいですが、どうなんでしょうねぇ。真相の程は、このCBを出した本人と、DNA鑑定でもしない限りわかりませんなぁ。まぁ、生殖器の部分を見ますれば、わかる人にはわかるのでありましょうな。自然化でハイブリッド化してしまうケースもありますからね。
この名で来るタランチュラは、様々なタイプに育つ場合があるのですよ。出回る物の多くは、カーリーとB.vagansのハイブリッドと言われておりますので、そんな感じになってしまうのでありましょうなぁ。普通ハイブリッドと言うのは、1世代限りで終わってしまう場合が多いらしいのですが、なんかコヤツ、ハイブリでも生殖機能があるらしく、2世代目も出るって話もあります。実に厄介な話でございますな・・・。まぁ属とか種とかによるのでしょうね。
はい、じゃぁね、もうコレが本物って事にして話を進めて行きますよ。かなり怪しいですが、もうメンドイから、S.angustumの紹介って感じで行きますよ。以前はBrachypelma属でしたが、2015年にSericopelma属に変更されました。
記載は、カーリーと同じく1980年です。おめでたいことですね。Euathlus angustusとBrachypelma angustの学名は、本種のシノニムとして抹消されております。体長は、およそ6-7cmとミドルサイズでございまして、見た目はB.sabulosum、B.vagans、B.fossorium等と酷似しております。最近記載されたB.kahlenbergiも同じ系統です。まぁB.kahlenbergiは、大きくなってもjuvみたいに、頭が少し明るらしいですが、綺麗に明るくなるわけでは無いようなので、微妙ですねw。B.vagans辺りと比べますと、頭胸部を縁取る繊毛が、juv前後で、やや赤くなるかと思います。
成長速度も遅くなく、カーリーヘアーなんかと同様でございます。べつに難しいことは何一つありません。性質も根は大人しいという部類に含めてよいでしょう。
飼育下においては素性の知れないクモでございますが、CB幼体はアメリカやEU経由で殖やされているので、しばしば輸入されてくる印象でございます。よって、入手は難しくないかと思いますので、気になる方はチェックしてみても良いかと思います。と申しましても、コンスタントに売られているクモではございません。ぶっちゃけそんなに人気も無いですし。 |
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