Acanthoscurria musculosa
アマゾン ブラックベルベット バードイーター

CB,AD,female
 ボリビアやブラジルに生息する種で、Acanthoscurria属の中では、比較的以前から入荷の有る印象でございまして、わけのわからぬストライプ系の元祖の座を揺ぎ無いものとしていた種でございましたな。

 体長7−8cm、レッグスパン14cm前後と、あまり大型という印象ではありませんが、まぁまぁ大きく成長しますね。色はコスタリカンゼブラに似ておりまして、紺色の地で、脚部には赤茶色のストライプがバキッと入りまして、体系もしっかりしております。 しかし脱皮後しばらくたつと、味噌汁の様な色になってしまいます。この辺もゼブラと似てますな。繊毛を比べますと、こちらの方が柔毛かつ多めにはえており、ゼブラの方がシャープに見えます。頭胸部の形状なども見た目に異なりますねぇ。

 とは言うものの、冒頭に記したとおり、わけわからぬ系であったため、見た目そんなはっきりとした特徴は無く、どちらかというと、ありがちで地味な種でございます。よって、こいつに関しても、そんなに書くこともないわけですよ。たいして愉快なエピソードもないし、別に気にもならない人は、さっさと次ぎ行きましょうね。

 本種の性質は、そんなに荒くない印象です。モコモコと動いて、ちょっとかわいらしいですよ。ですから、比較的初心者にもお勧め出来る種であるかと思います。けども、取り扱いに慣れていない人が素手で取り扱うことの無い様お願いしますよ。事故があってからでは遅いですから。

 飼育温度は27度前後で、やや湿った環境で飼育します。まぁ常時水のみ場があれば、地面は濡れていないほうが好ましいような印象で御座います。なにしろ、地面が濡れていますと、壁面に逃げている様子も見られたり、そうでもなかったり・・・。ま、各自塩梅見て調整するのが良いわけ。

 成長は早いほうだから、ジャカジャカエサを与えまして、4cmぐらいまでさっさと育ててしまうのが良いですね。なんかねぇ、小さい間は、茶色っぽくてさぁ、地味さに拍車が掛かってる感じでございましたので、即効成長させてだ、紺色のボディーをご覧アレ。