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※現在Acanthoscurria brocklehurstiの名前は、A. theraphosoidesのジュニアシノニムとされていて使われておりません。また、今までペットルートで出回っていたA.brocklehurstiは、そもそもA.brocklehurstiとして記載されていたものとは異なっていて、A.geniculataの地域変異だったのだろうと言われております。しかも近年来ていたものは、育っても最早geniculataと見分けがつかなくなっているレベルだったので、飼育下のものはハイブリッドになってしまっていた可能性が示唆されております。まぁ登場してすぐの段階で交じり問題の話も昔ありましたので、そんなもんでしょう。てなわけで、下のは昔の情報として見ておいてください。改めてWCでも来たら分かるでしょうが、場所的に難しいでしょう。
ベルベット チョコレートグレイやジャイアント ブラック&ホワイト バンデッドと呼ばれることもある、人気のサンタレムピンク(通称ゲニキュ)に酷似した、ブラジル産のAcanthoscurriaでございます。大型種で、幼体の時からマメにエサを与えていれば体長8cm、レッグスパンで20cm超えますぞ。成体は、大きめのプラケで飼育するのが良いでしょう。
ゲニキュが入ってきた少し後に、若干数出回りましたが、ピタリと止まり、その後2002年、再度まとまった数のCBbabyの入荷がありましたが、また止まりましたね。誰かが殖やしたのがたまたま市場に出回っただけの、タランチュラによくある単発だった可能性が高いですねぇ。今後の入荷はどうなるのかは不明でございますよぉ。写真の個体は、上に書いてある通り、2002年のものです。
ゲニキュとの見分け方ですが、単体で見分けるのは非常に困難と言うか、実際不可能に近いと思っていましたが、成長するに従い、コチラのほうが脚に入るストライプやリングの面積が狭く細い印象です。あと、ゲニキュに比べて断然気が荒く、刺激すると、すぐに腕を振り上げ威嚇するようです。ゲニキュは比較的呑気なのですがねぇ。
このクモ成長の早いほうでございまして、丈夫で飼いやすいです。幼体はもぐりたがる傾向も見られるので、少し床材を厚めしても良いかもしれませんが、まぁ別に潜らせなきゃいけないクモじゃないので、薄くてもいいです。高めの温度とやや湿らせた環境を用いて飼育すれば問題ございません。ややアグレッシブな面も見受けられますので、取り扱いは注意するのが懸命でございますよ。
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