大 規 模 林 道 問 題

十勝自然保護協会が、緑資源幹線林道置戸・阿寒線の即時停止と
緑資源機構の解体を要求(2007年6月7日)


十勝における緑資源幹線林道事業の即時停止と
緑資源機構の解体を要求する声明
 

自然がほかのところに比べてまだ良いと言われている私たちの住む十勝で、大規模な自然破壊が、人目に触れにくいところで、粛々と行われています。

 納税者である私たち国民の理解を得るような説明をまったくすることなく、政治家、役人、業者らがぐるになり、生態系の宝庫である森林を破壊してきたばかりでなく、私たちの税金を彼らが談合によって横取りしてきたことが、明らかになりつつあります。

 緑資源機構の歴代の理事長、幹部に天下りをしてきた林野庁役人を管轄する農林水産大臣が国民に説明することなく、政治家、役人、業者らの仲間を守るために、自らの命を絶ちました。後ろめたくなければ、自らの命を絶つでしょうか。国民の財産を守るべき大臣の行動として許されるべきことではありません。私服を肥やしたのです。

 私たちの地球の生態系が人間の活動によって、危機的状況にあることが明らかな現在、生態系を破壊する森林破壊をするべきでないことは自明のことです。

 十勝における大規模林道の工事現場の自然破壊のすさまじさを理解していただくことを心から希望すると同時に、緑資源幹線道路事業の即時停止と、国民を愚弄してきた緑資源機構の即刻の解体を要求します。



2007年6月7日  
               十勝自然保護協会 会長 安藤 御史 


【写真:平成19年6月7日 記者会見で声明を発表】

 このページのトップにもどる

大規模林道問題のメニューページにもどる



十勝自然保護協会ホームページへもどる