皆様こんにちは。岸壁の母、あつよです。岸壁でカレイやカジカやアブラコを待っているのですが、来るのは外道のアカハラ(ウグイ)ばかり。それでも魚を食べたい一心で、母は待ち続けるのでした。いやー、泣ける泣ける。しかし釣れないにも程があるぞ、厚賀漁港。今日の常識へようこそ。
さて、莫大な資本投資をしたのにも関わらず、まっっっっったく!利益の上がらない「あつよ水産」に対し、「あつよ農園」の経営は非常に順調でして、トマトは早くも実を太らせ、去年はなぜかキャベツになってしまったブロッコリーも、今年は順調にブロッコリーになってます。今年初挑戦のバジルもどんどん茂ってきまして、作る楽しみ、食べる楽しみを存分に味わっているのですが、先日、隣の畑できゅうりのタネを蒔いていた斜向かいのおばさん(病み上がり。推定年令73)が作業をしながらボソっと言うではありませんか。
「いやー、買った方が安いんだわ」
そ、それは言ってはいけない約束では・・・・?
しかしまあ、年輩の方々のお言葉というのはしみじみといい味があるもんでして、このおばさんの連れ合いのおじさん(推定年令78)も、
「なんでも”作る”っちゅうことはゆるくねえ(大変な)もんだ」
と心の底から頷ける「ちょっといい一言」を聞かせてくれます。
皆様はこんな説を御存じでしょうか?
「人間の肉体のピークは30代前半であるが、精神活動のピークは60歳前後である」
ちょっと意外ですが、確かに豊富な人生経験を生かせる、という意味ではそうなのかもしれませんね。肉体のピークをぎりぎり過ぎたばかりの私なんかまだまだ若輩者というわけです。(←ちょっと嬉しい)
さて、私の得意料理の一つに「炒飯」があります。「チャーハン」じゃありません。「チャオ ファン」です。炒め鍋をハイカロリーバーナーで発火寸前まで焼きに焼き、もうもうと立ちこめる油煙の中、2回に1回は火傷を負う、という命がけの調理から生まれるそれはまさに炎と油の芸術品。米粒のひとつひとつが油でコーティングされ、ネギから出る水分も強火で容赦なく飛ばすので、ぱらりといい具合にほぐれた我ながら見事な出来上がりになります。他の炒め料理も同様に油煙の中命がけでして、ただの野菜炒めも、火加減一つで非常に美味しい料理になるということがよくわかったのですが、どうやらこの私の「こだわりの炒(チャオ)」のせいで我が家のガス代は異常に高いらしい、ということに気付きました。前にここの家に住んでいた人の倍近いのです。まあ私は主婦にしてはあまり「〜代」を気にしない方だと思います。どうせダンナの稼ぎだし。しかしそれにしても「倍」はあんまりだなあ、と思わなくもないわけですね。
そこで、清水の舞台からもんどりうって転げ落ちたつもりで(←2週間の重傷)、なんと
はっせんごひゃくえんっっ!!!
の炒め鍋を生協で購入いたしました。なんでも素材は純チタン。凄そうですね、チタン。少なくとも牛タンよりはエラいのでしょう。しかも純ですよ、純。なんでもこの「純チタン炒め鍋」様、熱伝導に非常に優れているので、余熱に時間がかからず、調理中もさらなる強火料理が可能になるとのこと。わーいわーい、熱伝導だぞー、純だぞー、なんか凄いぞー。(←若輩者)
で、例によって注文したの忘れてたもんで、品物が到着した時はなんとなくラッキーと思ったりしました。いえ、自分で注文したんだしお金は払うんですから全然ラッキーじゃないんですが、それに気付いていない若輩者の私は浮かれ気分で早速「豚キムチ炒飯」を作ってみたわけです。
浮かれてたもんで、やっぱり卵投入に失敗。ちょい火傷しましたが、その熱さも忘れるくらいイイんです。この鍋。まず軽い。それから火にかけたらものの30秒で煙が上がってきます。さらに調理中も「ジュー」の音が盛大です。さすが「はっせんごひゃくえん」。さすが「純チタン」。これでガス代もかなり減るはずです。今までの「シルバーストーン炒め鍋」だったら余熱に2分くらいかかっていましたが、その余熱分の熱量で、さらに美味しい炒飯が出来てしまうのですから。
「純チタン炒め鍋、ハナマル」
「炒(チャオ)」にこだわる方にお勧めします。ただし揚げ物には向かないです。薄いからね。
それでは今日はこの辺で。次回は「今日の常識、50回記念」といたしまして、ちょっとした企画など。意外なスポンサーがついてくださったので意外なプレゼントがあります。お楽しみに〜。
皆様こんにちは。生ゴミのかぐわしい季節、いかがお過ごしでしょうか?めでたく50回を迎えました「今日の常識」へようこそ。
急に日射しの強くなってきたここ数日、私はヒトデやコンブ釣りを楽しみながら、着々とシミソバカスを増殖させております。SPF1億7562万9354とかいう日焼け止めがあればちょっとくらい副腎皮質あたりに副作用があっても絶対に買ってますね。ここで一句。
コンシーラーの恩恵身に染みて3度目の年女の夏
思いっきり字余っちゃいました。すいません。しかし今の私の心境を定型にハメるのは無理というもので・・・・え?「コンシーラー」ってナニ?いいんですっ!男性の方は知らなくてもっっっ!
ちょっと語気が荒いですが、実は小学2年生の長女に先に小さいながらも高級魚(ソイ)を、よりによってサビキ(小学生でもできる釣り)で釣られてしまい、ムカついております。
「わーい、ソイ釣っちゃった〜」(×10)
「お母さん、今日はこれ一匹だけだけど、釣りに来て良かったよね」
「絶対持って帰る。お父さんに見せる」
などと無邪気に喜んでいるはずの長女の一言一句が気に食わない。マグレのくせに。ついうっかりのフリをしてリリースしちゃろーか、と本気で思いました。いえ、ちゃっかり刺身で食べましたけども。
よく言われることですが、母親にとって娘というのはある程度の年令になると一種「いやな存在」になってきます。「女同士」というヤツですね。確かに同じ事を長男が言ってもムカつかないんじゃないかと思いますし。
「極性が同じもの同士は互いに反発する」
性染色体にも磁力のようなものが存在しているのですね。ああ、反抗期が怖い。
さて、前々回でしたか、このコーナーで「愛知県知多半島の謎のお菓子、生せんべい」を文中に練り込んだところ、愛知県岡崎市にお住まいの中野勝次郎さんからメールをいただきました。この方、岡崎市で「備前屋」という老舗のお菓子屋さんを御家族と共に営なんでいらっしゃるそうです。創業は天明二年(1782年)だそうですが、200年以上続いている老舗もネット進出とは、まあ当然のこととは言えやはり時代を感じます(意外にも和菓子業界はネット進出が比較的早かったそうです)。HPを御覧いただければわかりますが、この「備前屋」さん、ネット販売でも商品が充実している上、送料もお得。折しも御中元の季節。御進物には「備前屋」さんをぜひ御利用ください。
なぜ頼まれもしないのに宣伝をするかというと、中野さんからのメールが、「ウチでも生せんべいを扱ってますので、日頃楽しませていただいているお礼によろしかったらお送りしましょうか?」という大変嬉しいお申し出だったからです。実は私は今までにもいろいろとネットで得をしておりまして、それは私がただただひたすらにずうずうしいからに他ならないのですが、ちょうど生せんべいを名古屋のお友達(だよね?だよね??)からいただいて食べたばかりで、その「味」「食感」「これがなぜ”せんべい”なのか、という謎」にすっかり魅せられていた私は、このメールに対し「読者プレゼントにしていただけないでしょうか?」と返信をしたのでした。他の人にもこの「謎のお菓子」を知っていただきたい、と思ったのです(ホントです)。お返事をいただくまではちょっとドキドキしましたが、この図々しいお願いを中野さんと専務のお兄さんは快諾してくださったばかりか、なんと「備前屋から3組賞品を出しましょう」とまでおっしゃってくださったのです。「備前屋」という屋号を見た時に、私は、
備前屋「お代官様、これをお納め下さい」
悪代官「ほほう、備前屋、これはなんじゃ?」
備前屋「はっ、お菓子にございます」
悪代官「ほっほっほ、備前屋、そちも悪よのう」
ナレーション「しかし備前屋は菓子屋なので、本当にお菓子なのだった」
という大河ドラマ風のワンシーンをすばやく脳裏に思い描いてしまったのですが、やはり代々の店主もこのように正直ないい方々だったのでしょう。本当にありがとうございました。(すいません、ワケわかんないヨイショで)
とまあ、こんないきさつで、
「夏の定番詰め合わせ」
(長竹葛きり、長竹水ようかん、梅琥珀、桜っこ、2000円の品)
これに「愛知県知多半島の謎のお菓子、生せんべい」 を1枚つけて、3名の方にプレゼント!
してくださるということになりました。ホント、ありがとうございます。愛知県の人って、いい人ばかりなのですね。(但し某球団は除く)
これでめでたしめでたしなのですが、実はもうひとつ大きな収穫があったのです。中野さんとの何回かのメールのやり取りの最中に、なんと予想だにしなかった「生せんべいの真実」が明らかになり、私は多大なるショックと感動を受けたのでした。
ウチの子供達は何度訂正しても「生せんべい」の事を「モチ」と呼んでましたが、ま、要するに「生せんべい」とは白砂糖と黒砂糖の2色の大変美味しい「モチ」でして、適当に切り分けて、もしくはちぎって口に入れ、もにょもにょ、ぐにょぐにょという食感とまじりっけなしの素朴な甘さを楽しみながら「どこがせんべいじゃい!モチやんけ」とニセ関西弁で文句を言うのが正しい食べ方、だと思っておりました。ところが、
生せんべいにはなんとこんな秘密が!!!
「謎のお菓子」と称したのは的確だったのです。さすが、私。ちなみに「秘密」を実践するには高度なテクニックが必要なようです。プレゼントが当った方は絶対に挑戦してくださいねっ!(言われなくてもしますね)
それでは今日はこの辺で。次回をお楽しみに。
賞品は豪華だが問題はショボイぞ!「今日の常識 50回記念クイズ」←もう終わってますが、見たい方はどうぞ。
皆様こんにちは。「今日の常識」へようこそ。
前回の企画にはたくさんの方におつき合いいただき、ありがとうございました。正直言いまして、もうちょっと応募があるかと思ってましたが、ま、こんなもんなのかもしれません。 メッセージも嬉しく拝見しました。2K、3K、のフォームを送信して下さった方、ありがとうございました。結果はこちらを御覧下さい。
ところで、今回の企画のスポンサーになってくださった「備前屋」さんですが、実は中京地区ではかなり有名なお菓子屋さんである、という事実が明らかになりました。そのメジャーぶりは「愛知の人間なら皆”びぜんや〜のあわゆき〜”というコマーシャルソングを知っているはず」という話からも窺えます。南関東で言えば「ありあけ〜の〜ハ〜ぁぁバ〜」というところでしょうか。さすが 悪代官と癒着 伝統ある老舗です。このようなふざけたHPの企画に参加してくださるのも、その懐の深さ故なのでしょう。備前屋さんを御存じの方からは「備前屋と言ったらやはり