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2009年ごろからガイアナに生息する第三のテラフォサとして鳴り物入りで登場したstirmi。しかしその実態は、過去にblondiとして輸入されていた大型のWC個体のほとんどがstirmiだったと判明し、逆にblondiのほうが珍しいという事態になりました。簡単な見分け方は、成体になると膝接の所謂触毛ってやつで見分けます。stirmiの膝には、長い毛が生えていませんね。一方blondiは剛毛です。検証結果、若いころはstirmiにもある程度毛が生えておりますので、育つまではご注意下さい。一番下の写真を参照していただけると、多少毛があるのがわかると思います。一方、上の写真の成体にはありません。色彩に関しては、脱皮の前後とかで全く異なるので、たいして同定のあてにはならないと思います。ベルベット感は、Theraphosaの中ではこいつが一番強く感じられます。マッチョ感もこやつが一番強く感じますねぇ。
ベビーだと第一、第二歩脚の先端がピンクというか、白っぽくなっているので見分けられます。少し育つと、ピンクフットに似た感じになり、最終的に上記の容姿で落ち着きます。色々楽しめるお得なテラフォサ!と言っても良いでしょう。なぜかコイツのWCのJUVが、ピンクフットのWCだという事で売られていることが多いです。ピンクフットのWCもゼロでは無いのでしょうが、はっきり言って無茶苦茶レアなので、本物だった人はラッキーですねぇ。私は近年WCのピンクフット(juv)として買ったものは残念ながら100%本種でした・・・。前述のとおり若い頃は解り難いですが、2年も飼えば結果出ると思いますよ。あと不思議なことに、ピンクフットのWCとされるものは軒並み小ぶりなのしか売られていないのです。同じ便でくる大きなWCは皆stirmi。ってことは小ぶりなコッチは当然・・・あっ、察しw なおWCのblondiとされるものも、ほとんどstirmiですけど、それは見れば分かりますわな。知った上で買うなら良いですけどねw 繁殖に使おうとしている人は、十分注意してください。まぁピンクフットのオス成体は割と派手なので、その段階で間違えることは無いと思いますけどねぇ。
んで、ここで問題になるのが、オオツチグモ属ことTheraphosaの中で、どれが一番でかいのか!ってことですよ。まぁ個人的には、メンドクイので正直どれでも良いです。だってねぇ、普通に飼っていても、どれも規格外の大きさになりますし、箱入り状態で数種類のバリエーションしか無い餌しか与えられない飼育環境下で世界最大サイズまで育つとは思えませんからなぁ。だから、飼う分にはどーでも良いと思っております。ゴライアスバーガンディと呼ぶか、バーガンディゴライアスと呼ぶかの検証と同じぐらいどーでも良いと思っておりますw
ちなみに飼い方等は、他のテラフォサに準じ、やたら高温にしなくても大丈夫ですが乾燥と環境悪化、成体への食わせすぎにはご注意下さい。 |
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