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かつては、Avicularia属として記載されておりましたが、現在はIridopelmaとして落ち着いております。
2012現在I. hirsutum / I. katiae / I. marcoi / I. oliveirai / I. seladonium / I.
vanini / I. zorodesの7種記載されていて、seladonium等、非常にユニークなものもいるので要チェックですね。
ブラジルに生息しており、腹部にコモンネームの通り、印象的な模様があります。というか、色彩的な特徴はソレぐらいと言ってよいでしょうw メスで体長3-4cmと小型で、気性が荒く、少しでも刺激しようものなら、サササーっと出てきて、腕を振り上げ牙をむいて威嚇します。しかし、敵が怯まないようなら、あっという間に逃げ去り、隅っこで小さくなる感じです。いくら荒々しくても、サイズが小さいので、気の荒さもご愛嬌と言う感じですなー。幼体〜若体〜成体と各ステージ全く異なる色合いなので、Babyから飼育していても、大変興味深い種類といえましょう。小型種だからといって幼体がやたら小さいと言うことはなく、全く弱さも感じないので、育てやすい部類と言ってよいでしょう。小さな間はギラギラしていて派手ですが、順調に育てていれば、割とすぐに1cmを超えて、落ち着いたカラーリングになります。生体になると、ブルーグレイのいぶし銀といった、渋くて無駄に威厳のありそうなw雰囲気を醸し出します。
飼育した感想としては、荒いと言う一点を除けば、一般的なAvicularia属のクモより丈夫で飼いやすいような気がします。水を切らさないように注意して、26度ぐらいで管理しておけば、特別気を使う必要はありません。1年も飼えば、それなりのサイズになります。まぁ最終サイズがたいしたこと無いので、それなりのサイズと言いましても、他の大型連中に比べれば、しれてますけどねぇ。小さめのプラケがあれば、問題なく終生飼育可能です。上のほうの隅に、適当な巣を作って落ち着いている感じです。しかし蓋を開ければ、瞬間的に怒り狂うので、その部分だけはご注意を。
オスの体長はメスの半分ぐらいでして、野良の場合は栄養価のあるバラエティーに富んだ餌を食べているだろうと思うので、もう少し大きくなるのかもしれません。レッグスパンはそれなりですが、メスに比べてかなり細長いので、随分と弱々しい印象。国内でも繁殖例がありまして、だいたい100個以上の卵を産むようですね。うちにいるのも、由緒ある国産ですよw。
持ち上げたところで、特別人気の出るような種類ではないでしょうがw、腹部の模様は面白いですよ。「ちっちゃいくせに荒々しい」そんなのが欲しいと言う方にはお勧めですが、まぁそんな方は、限りなく少ないでしょうw でも、飼っていると、なかなか愛嬌(荒々しさw)があって面白いですよ。
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