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サントメプリンシペのサントメ島に生息とされるタランチュラで、現在Hysterocrates属真の最大種候補として現在知られております。
1900年に記載されてペットルートにのったのは1998年。100年も登場しなかったという経緯もあり、ジュラシックタランチュラ!真の世界最大種!とか言う、非常に大げさなキャッチフレーズでクリケットレッグバブーンH.apostolicusと共にセンセーショナルに登場致しました。
その時輸入されたWCと、そのCB(まぁ持ち込み腹でしょうけど)が世界中に出回りましたが、その後の入荷は、残念ながら聞いたことはございませんので、今後の入荷は限りなく無さそうです。
H.scepticusとH.apostolicusでは、頭胸部を比べた場合、H.scepticusの方より大きく、第4脚が細いと言われておりまして、体長10cm、レッグスパンで20cmを超えるというウワサですw大型で気の荒いバブーン、そんな個体は、かなり恐怖を与えることと思いますねぇ。
例によって地中性でございまして、強い光りは好みません。大きなケージに床材をたっぷりと入れ、湿度と温度を高めに保った環境で飼育します。床材を清潔に保つためにも、半年に1度程度の割で、床材の全入れ替えを行うと良いかと思いますよ。タランチュラにおいて、自家中毒で死んだという話も聞きませんが、大型個体の場合、排泄量や食べカスも殖えてくるかと思いますので、年2回程度の床材変えは行いましょう。
幼体の成長は遅めで、オスの場合で3−4年、メスだと5年以上かかるとされています。この属のタランチュラの寿命は、12年程と言われておりますので、長期に渡る飼育が楽しめることと思います。
非常にアグレッシブな種でございますので、もし入手の機会に恵まれましたら、取り扱いには十分注意して飼育に望みましょう。
上の画像はCBという事でございましたが、おそらく持ち込み腹(CH)かと思います。その後EUやUSでCBとして固定されていないので、またワイルドでも出回ることが無い限り、その姿を見られることは無いでしょうね。 |
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