Chromatopelma cyaneopubescens
グリーンボトル ブルー

CB,juv,male
CB.AD.male
 ベネズエラにあるパラグアナ半島の乾燥地帯に生息するとされるタランチュラでございます。昔はワイルドもたまに見かけましたが、最近はCBしか見かけません。

 体長は6-7cm、レッグスパン14cm程度になる美麗種。幼体の間は、コスタリカタイガーランプと似たような模様をしておりますが、成長と共に、腹部がオレンジで、頭と脚が緑がかったブルーと言う、大変美しい姿へ変貌いたします。ブルーとオレンジのコントラストが美しく見栄えのする事から、古くから人気の高い美種でございます。

 かつではDelopelma属とされていましたが、95年に新設されたChromatopelma属に落ち着いておりますが、いわゆる1属1種でございます。近縁のCyclosternum属に含むという説もあり、少しややこしい印象もございますな。コモンネームも学名もどっちも長い!ので、GBBと略されたりすることが多いね。

 飼育は容易でございまして、成体になりますれば、乾燥気味で飼育したほうが調子が良いという事でございますので、広めの水容器を設置してしまいますと、湿度は気にしないという感じで、特に問題ないかと思います。湿度のベストは40〜60%ということです。成長速度は、まぁまぁ普通で、早くもなければ遅くもありません。オスなら2年弱で成熟し、メスはその1.5倍ぐらいと言う感じでしょうか。寿命は、オスで2〜4年、メスで12〜14年程ということですよ。つまりオスは、成熟したらすぐ死ぬとw

 性質は、結構個体差があるのか、大人しい個体もいるのですが、気の荒い個体も結構居るようでございます。刺激毛も飛ばしてまいりますので、身を引き締めて取り扱うようにしましょうね。まぁ所謂スキティッシュってやつでしょうか。

 一般に樹上性として扱われる場合もございますが、通常地中に巣を作り、それが上方までも張り出すようでございますので、半樹上性種として見るのが良いかと思います。プラケース等の狭い所で飼育しますと、地面に糸でシート状の巣を作り、その上で落ち着いておりますよ。

 繁殖の際、オス食いが多いことで大変有名な種でございますので、交尾させる際は、広いケージにメスを住まわせ、長期落ち着かせておくことが重要でなようでございます。大きな衣装ケースに床材を入れて、流木などを入れておくと、その辺りをきっかけに巣を作るので、その状態でしばらく飼育して落ちついたなと思ったところにオスを投入と言う感じが良いみたいですね。しかしオスの寿命が短いので、いつオスを入手しても大丈夫な様に、普段から大きめのケースで飼育するのがよいかもですね。

 未だにオレンジボトムブルーと言う名前で販売されるケースもございますが。グリーンボトル(キンバエらしいw)のような青さを持つタランチュラという意味で、Green-bottle Blue Tarantulaが一般に使われております。

 これ、さぁ皆アレでしょ?タランチュラ好きだったら、飼いたいでしょ?こういう綺麗なのはねぇ、ほっといても人気出るんだ。だから、まぁ、今更一々「このクモ、イイ!!」って書かなくても良いね。はいじゃぁ、終了。

CB,Baby