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誰が呼んだかしらないが、お馴染み元祖スケルトンタランチュラでございます。地が黒いでしょ。だからねぇ、白っぽいラインが浮き出て、骨が透けているかのように見えるでしょう。おかげでね、この属みんなスケルトンと呼ばれるようになってしまいました。でもね、それっぽいのは、コイツだけでしょう。いやぁ、便宜上とは言え、名付け親はさすがだもの。
Ephebopus属の中では、比較的古くから入荷の見られる種でございますが、入荷量は多いとは言えませんな。数年に1度、WC及びCBが出回る程度にございます。国内に来ますれば、お値段のほうも、そこそこ致す場合もございますので、欲しい方は覚悟しなされ。
このタランチュラは、ブラジルに生息しているそうでございますよ。本などを見ますれば、たいてい下のほうに巣穴を掘って、隠居生活と決め込んでいるご様子。
体長は6cm以上、レッグスパン17cmと、足が太い分迫力有るように見えますね。性質はやんちゃな方でございまして、右の画像の通り、すぐに怒り狂い、仰け反るあまり仰向けになる事もある始末でございまして、その様は迫力があるというより、むしろ滑稽という方向に入ってまいりますね。
飼育には、多湿な環境を提供してあげましょうね。狭いケージで飼育しますと、シート状の巣を張りまして、その上で全てのことを済ませますよ。広いケージで飼育しますと、地中から樹上へと立派な巣を作る個体もおりますので、飼育したなら、必見でございますよ。 |
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