Ephebopus cyanognathus
フレンチガイアナ ブルーファング スケルトン タランチュラ

CB'11,subAD.male
 Ephebopus属の最初を飾るのは、本属中最も人気の高い種であろうと思われる通称ブルーファングで御座います。2000年に記載された、ミレニアム野郎でございますよ。紹介された当初は、E.uatumanとして紹介されておりました。なにしろ上顎の色が異なるだけで、酷似してるんだもの。

 その特徴たるや、上顎が青いこと、そして間接部分に黄色いリングが入ること、それ以外は、まあ見ようによってはピンクっぽく見えるけども、まぁ地味ですかねぇ。でもだ、その一つでも長けているところがあれば、そりゃあもう素晴らしいってなもんで御座いましてね、この牙の色も青紫であり、他のブルー系タランチュラでは、ほとんどお目にかかれますまい。さらにだ、下の画像を御覧なさいよ。これね、幼体色なわけですが、コレどうだい、Babyのうちから既に青いところは青いでしょう。むやみに派手だだもの。人気が出ないはず無いわけだ。しかしオスの成体ときたら、上顎のブルーも消失し、驚異的に地味なクモになってしまいます。まことに残念!w

 以前見た成体は、体長は5-6cm、レッグスパンで13−14cmってとこでございました。

 性質は極めて荒く、特に小さな間は、刺激に反応し、むやみに走り回りますので注意してくださいね。有る程度大きくなりますと、威嚇そして攻撃と言うパターンになって行くので、幾分扱いやすくはなりますな。でもでも、走るときは早いわけ。

 多湿な環境で飼育します。床材に穴を掘りまして、糸で裏打ちした綺麗な巣穴を作る場合が多いので、それを考慮したセッティングをしてください。本種の場合、高いところでも活動こそすれ、上方に巣を作っている様子は、見たことありませんぞ。厚く床材を入れておくと、完全にもぐりますね。若干デリケートな面があると聞いたことがあるので、通気性の良さも必要かもしれません。でもまぁ普通に飼っていれば、しっかり育つと思いますよ。

CB'11,subAD.baby
CB'11,subAD.male
CB'11,AD.male,2.8cm