Cyriocosmus ritae
ペルビアン ドワーフ ブラック&ホワイト

09'CB,AD,female
 ペルーのLittle fallen angelこと、リタエさん。初めて写真を見たとき、なんというカッコイイ蜘蛛か!と震えた覚えがあります。とくにオスのカラーリングにはしびれますねぇ。日本には2010年に来ましたが、もう即効で買いましたとも。上の写真個体で2cm弱あるので、うちで飼育しているキリオの中では、いくぶん大きな感じに見えますな。

 こやつらは、小さなケースでも飼育できますが、30cmぐらいの広めのケージに流木などを入れて飼育すると、好みのところに巣を作るので、なかなか興味深いですよ。こーゆー小型種こそ、余裕を持たせたケージ飼いたいですね。飼育は80%前後の湿度と、25度前後の温度を保てば、特別難しいことはありません。

 繁殖はうちでは上手くいきませんでした。乾季雨季の再現が、産卵の引き金になるとかいう話ですが、どうなんでしょうね。産む時は、別に何も考えずとも産むって噂ですから、何かタイミング的なものもあるのかもですなぁ・・・。交接は、メスにしっかり巣を作らせておけば、それほど難しくなく、他の属ではみられない、なかなか濃厚な交接wを観察することができます。その後、産卵する前に、すぐ脱皮してしまうのですよ。雨季乾季再現は勿論、昼夜温度差とか、エサの間隔を開けるとか色々試してみたのですが、どーしてもメスが脱皮してしまうのですよねぇ・・・。なんとも難しいのぅ。皆さんも是非チャレンジしてみてください。そんなに大量の卵は産まないらしいので、その辺は安心してチャレンジして良いかもしれませんね。ただし小型種の宿命で、人気は無いかもしれませんw

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CB,AD,male