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2003年になりまして、いままでCyriopagopus thorelliの名で入ってきたクモは、どうやらschioedtei種であると言う説が上がっております。thorelliは黒いみたいですね。あとthorelliとschioedteiが2015年にCyriopagopus属からOmothymus属に移動となりました。L.violaceopesもOmothymusだとされましたが、現状(2016年現在)それは審議!ってことになっているらしく、うちも保留にしておきます。
名前云々以前に、このクモは非常に魅力満載でございますよ。まず非常に巨大になる点があげられるわけ。体長7cmと、それだけ見るとまぁそれほど巨大じゃない感じもしますが、Poeciloよろしく脚が非常に長い。そして逞しいのでございますよ!!
この長く逞しい脚は、地中は元より、樹上においてもその威力を遺憾なく発揮いたしまして、地中深くそして入り口は樹上へと延び、それはそれは盛大な巣を作ってしまいますよ。凄いですねぇ。
本種の魅力は、まだまだそれだけに留まりませぬぞ。このカラーリング。頭胸部が緑色になりまして、腹部は虎柄、さらに脱皮直後に光りの加減で、脚が薄っすら紫色に輝きます。その容姿から、アジアンクイーン
ブルーレッグと言う名前もございます。
飼育に際しては、高温多湿な環境で飼育します。この環境下で飼育しますと、ダニが発生しやすいので、エサの残りカスはまめに除去する事をお勧めしますぞ。広いケージに床材を厚めに敷きまして、コルクバークなんぞを入れておくと、そこを起点とした巣を作ってくれまして、見ていても楽しいわけです。
性質は極めて荒く、とても初心者にお勧め出来る種ではございませんが、この魅力的な種でございますので、マニアの方なら是非飼ってみてくださいませ。国内・海外共に繁殖例が聞かれますので、機会に巡りあえますれば、是非チャレンジしてみましょう。 |
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