Ceratogyrus meridionalis
ジンバブエ グレイ バブーン

WC.AD.female
 マラウイ・モザンビークに生息するそうでございます。あとジンバブエにもいるらしいですねぇ。

 黄色っぽいモルフもあるようで、そちらは綺麗ですが、まぁこの普通の灰色の個体は、実に地味。体長は、5cm前後と、中サイズでございますね。

 かつてPterinochilus属でございましたが、2001年移動されました。体系だけ見ると、Pterinoと変わらないですしねぇ。

 飼育ですが、他のCeratoに比べ、あまり乾燥させるとイクナイ感じがします。んだもんだから、週2−3回はスプレーした方が良いかと思います。しかし、あまりベチャベチャな環境はダメでございまして、地面が心持湿っているかな?と言う程度でございますよ。蒸れは厳禁でございます。水切れにも弱いので、水容器常設は、この属においてもはや常識!言うまでもございませんね。

 Pterinoと違って、本種は巣穴を掘りたがるので、床材を深めにすると良いかと思います。

 しかしまぁ、コレ、飼いますか?・・・・・・・荒い・小さい・地味・毒性が高め・飼ってても見えない・そもそも売ってやしない。しかもねぇ、この属は、おそらく寿命がそんなに長くないんでないかと思ってます。飼っていて思ったのですが、他の属のクモに比べて、明らかに早死にする傾向が多く見られ、おそらく成体になってからの寿命は、5-6年程度なんじゃないかなぁ?なんて思っています。十数年生きてるという話も聞かないし、寿命が近いということは、体力的にも衰弱してると言うことになるので、事故やらハエに襲われる等の事が起きても、まぁ不思議じゃないかな・・・と、思う次第でございます。単に、僕が飼うの下手なのかもしれませんが・・・。とりあえずこの辺りは、もう少しデータを集めたいところでございますねぇ。

 とまぁ、とりわけこのクモ、良いポイントを上げれという方が無理ってもんでございますよ。でも、入荷されてくることも無いんでないか?と思われるほど、非常に珍しい種なので 欲しい人は探してみては如何ですかね。しかし、丁寧に飼えども、この種は応えてくれません。あまり期待はしないように、そんなもんだと割り切ってと飼育しましょう。