自衛隊がアメリカ軍と一緒になって外国を侵略するための訓練!

浜大樹上陸演習に反対しましょう!
 現在国会では、アメリカの引き起こす戦争に、自衛隊ばかりでなく国民を巻き込もうとする「有事法制法案(戦争国家法案)」が審議されています。そうした中、今年もまた、北方機動特別演習を強行しようとしています。今年は、群馬県の第12旅団と千葉県の第1空挺団の約3,000人、人員輸送、火砲、けん引など車両800両が参加します。空自の戦闘機、輸送機など約40機も参加。途中さまざまな訓練を行ないながら、陸路、空路、海路、矢臼別演習場に集結します。
 大樹での上陸訓練は、1977年大樹町旭浜で行なわれてから通算22回目、1987年に防衛庁が町有地を買収し、訓練場を新設して13回目になります。
浜大樹に上陸するLCAC
時速約40q、猛スピードで砂浜に上陸するLCAC
おおすみ  1998年からは、海上自衛隊最大の輸送艦「おおすみ」とLCAC(ホバークラフト型上陸用舟艇)が参加して、上陸時間は大幅に短縮され、上陸訓練は一変しました。'99年90式戦車の積み降ろし、'00年74式戦車2両を「おおすみ」からLCACで浜大樹に陸揚げしました。三年程前から、上陸した部隊や後方支援の第五師団が塹壕を掘り、顔にも迷彩を施し、機関銃を構えて周りを讐戒し、ヘリコプターがLCACを護衛し、大樹町の高台にある光地園で通信活動を行なうなど、ますます実戦化が進んできています。

 また、昨年の北方機動特別演習では、部隊の移動に初めて帯広空港が使用され、今年も使用を計画しています。自衛隊が民間空港を利用するのは、空港の軍事利用であり、“自衛隊機の乗り入れは急患搬送、災害派遣に限る“とした新「覚書」(帯広市と空港周辺諸団体との確認)の趣旨にも反する、不当なものです。

 `99年「周辺事態法」(戦争協力法〉が強行され、アメリカが引き起こす戦争に、自衛隊ぱかりでなく、政府、地方自治体、民間会社、国民全体が巻き込まれる仕組みが作られました。そして、今また「武力攻撃事態法」などで、戦争への協力を指示や罰則で強制しようとしています。

 日本国憲法にあるように、国際紛争は武力の行使や威嚇ではなく話し合いで解決するのが原則です。戦争につながるすべての動きに反対し、軍事基地や演習のない平和な日本を目指しましょう。

大樹町自衛隊上陸演習経過
北方機動特別演習反対・浜大樹上陸訓練反対全道集会
2002年7月9日(火)午前8:00〜12:OO
※参加者は、集合場所を、連絡会事務局又は各団体にお問い合わせ下さい(訓練場場南側です)
主催 「道平和五団体」
北海道労働組合総連合/安保破棄・諸要求貫徹北海道委員会/原水爆禁止北海道協議会/北海道平和委員会/北海道平和婦人会
「浜大樹演習場反対十勝連絡会」
道労連十勝ブロック協議会(帯労連、音更労連、幕別労連、道高教組十勝支部、建設一般十勝地区協議会)
安保破棄帯広実行委員会/安保破棄大樹実行委員会/原水爆禁止帯広協議会/帯広平和委員会/
日本共産党十勝地区委員会/新日本婦人の会帯広支部/帯広民主商工会/
■事務局 帯広地区労働組合総連合内【北海道帯広市東11条南9丁目1 電話 0155(25)5081 Fax 0155(27)2080】

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