紀元節の復活と天皇の元首化に反対し、思想・良心の自由を守る
2・11十勝集会
●2006年2月11日(土) 午前9時30分〜11時30分(開場9時)
とかちプラザ 2階視聴覚室(帯広市西4条南13丁目 0155(22)7890)
●参加費 一般500円 (高校生以下無料)
小貫雅夫氏(日本聖公会北海道地区 司祭 前日本聖公会札幌聖マーガレット教会 牧師)
 1930年生まれ。父の仕事の関係で、幼年期・少年期のほとんどを中国で過ごす。1945年、14歳の時、ソ連国境においての勤労動員中、ソ連の開戦と日本の敗戦に遭う。1947年の秋帰国。北海道大学文学部哲学科、聖公会神学院 卒業。その後、キリスト教会(日本聖公会)牧師として現在に至る。  2月11日、建国記念の日、帯広市内のとかちプラザで、「紀元節の復活と天皇の元首化に反対し、思想・良心の自由を守る 2・11十勝集会」が開かれました。これは、毎年、高教組などの団体で組織する実行委員会が行っているもので、84名の市民が朝9半に集まり、参加しました。

 今年の集会には、日本聖公会北海道地区司祭、小貫雅夫氏が「靖国問題と思想・信教の自由」と題して講演。
小貫氏は、自らの子どもの頃の体験した教育勅語や天皇崇拝のことや、明治維新に天皇の宗教的権威を政治的領域だけではなく、国民の精神生活を含む全領域に利用したことについてを述べました。
また、靖国信仰の本質をなす三要素@「お国のために死んだ」存在として英雄化する「英霊」教義。A自国の戦争を正義の戦争とする「聖職」教義。B他の国民に「英霊に続け」と呼びかける「英霊顕彰」の教義。をあげ、今なおこの教義をもって、深く国と国民とに関わり続けているとのべました。そして、思想・信仰の自由の立場で合祀を望んでいない人々の願いを拒否続けている体質にも我々はしっかり目を向けなければならない。と述べました。資料(PDF)

 講演後のclick here自由討論では、町内会での神社への寄付の強要の話が出され、自分の良心に従った行動の対応の困難さが交流されました。

 最後に、新婦人帯広支部事務長で、今年4月に行われる帯広市長選挙に「あかるい革新市政をつくる会」から立候補を予定しているclick here杉野智美さんがあいさつ。自ら15歳の子どもを持つ母親として、ふたたび戦争をする国にさせないためにがんばりましょうと訴えました。

 小貫 雅夫 氏
 (日本聖公会北海道地区 司祭 前日本聖公会札幌聖マーガレット教会 牧師)  1930年生まれ。父の仕事の関係で、幼年期・少年期のほとんどを中国で過ごす。1945年、14歳の時、ソ連国境においての勤労動員中、ソ連の開戦と日本の敗戦に遭う。1947年の秋帰国。北海道大学文学部哲学科、聖公会神学院 卒業。その後、キリスト教会(日本聖公会)牧師として現在に至る。
【参加よびかけちらしより】
 小泉首相は国内外の批判にまったく耳を貸さずに「靖国神社参拝」をし続け、中国・韓国の抗議に対し「心の問題に外国が干渉するのはおかしい」との言動を繰り返しています。これは憲法上も他国との友好関係を考えても決して許すことができない行為です。今回の集会では、「靖国問題」とは何かを、憲法で保障されているΓ思想・信教の自由」との関連を中心に考えていきたいと思います。

<主催> 2006年度「2・11、5・3十勝集会」実行委員会
<事務局団体> 平和を守り、思想・良心の自由をかちとる市民の会
<連絡先> 高教組十勝支部(北海道帯広市大通南3丁目 電話 0155(22)7737)

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