去る10月下旬，毎日新聞社がWRCから撤退を表明したことが報道されました．

　毎日新聞社はWRC招致を目標にして「インターナショナルラリーイン北海道2001」を開催し，その開催前に，環境に配慮したラリーを行なうとして自然保護団体に具体的な配慮の内容を説明しました．しかし，毎日新聞社は2004年からは自らの公言を反故にし，絶滅危惧種や希少種の生息する地域であり国立公園に隣接する地域において，自然保護団体からの要請をすべて無視してラリーを開催してきました．

　十勝毎日新聞（10月28日付け）によりますと，田畑代表は「（大会を主催してきた）責任がある．来年以降も大会は継続開催する」と明言しております．貴職が毎日新聞社の誘致により開始されたWRCを来年以降も引き継ぐのであれば，毎日新聞社が説明してきた「環境への配慮」も当然引き継ぐべき，大きな責任があります．

　したがって，ここに，ラリーの環境問題に関わる説明会の開催を要請いたします．なお，この要請に対する回答は十勝自然保護協会に連絡くださいますようお願い申し上げます．

　なお，ラリーの環境問題やこれまでの経緯については，十勝自然保護協会のホームページ http://city.hokkai.or.jp/~kagami に詳述してありますので，ご参照ください．

連絡先

080-0101　北海道河東郡音更町大通10丁目5番地

　　　　　佐藤与志松方　十勝自然保護協会

　　　　　TEL　0155-42-2192