LS2(conception of the Live Space Sharing)
パソコン通信を都市と農村、生産者と消費者を直接結ぶツールにしようという
この試行は、農産物に生産者がメッセージを託し、畑で農産物ができるまで、あ
るいは消費者が農産物を受け取ってからという相互理解の道を拓きました。しか
しながら、パソコン通信で知り合うことがでできる人たちは、都市や農村の中の
ほんの一握りの人たちでしかありません。もっとこの広がりを大きくすることが
できないものだろうか・・・、そこで農村や都市の生活者同士が農産物などを共
通の話題としながら、ライフスタイルも含めての生活空間の共有を目指していこ
うというヒューマンネットワーク作りを「LS2」とし1991年に提唱しまし
た。
パソコン通信、そしてインターネットの広がりは、まさに加速度的といっても
いいかもしれませんが、まだまだ一般家庭にあまねく普及しているとは言いがた
い状況にかわりはありません。であるなら、パソコン通信、あるいはインター
ネットユーザーがメッセジャーとなって、都市と農村の中の相互理解を求めあう
人たちの輪を広げていくことは、これからの社会を見つめる上でもとても価値あ
るこじゃないかと僕は思います信頼のおける農産物を求める気持ちと共に、互い
に「他人の親戚つき合い」が出来る関係、身近なところで小さな「食と農のネッ
トワーク」の仲間づくりを始めてみませんか。インターネット上にも、全国各地
でより親密な都市住民との関係づくりを目指す生産者が情報発信を続けていま
す。グリーンツーリズムなんて肩肘はらずに、援農よろしく「縁農」ができる都
市と農村の新しいライフスタイルを作ってみませんか!